【ボートレース】<素顔のクイーン>ボート界の“あいみょん”川原愛未、2勝目できっかけつかみ急成長

AI要約

川原愛未(22)は、明るい性格で愛される笑顔がチャーミングなボートレーサー。福岡支部の先輩にあだ名をつけられ、周囲からは「あいみょん」と呼ばれている。

空手を習っていた幼少期からスポーツが好きで、空手の経験がボートレースに活かされている。また、プロペラなどの調整力を課題に掲げ、自己形成を目指している。

現在は準優勝戦に進出することを目標に掲げており、女子も男子も対等に戦えるボートレースの魅力を語っている。

【ボートレース】<素顔のクイーン>ボート界の“あいみょん”川原愛未、2勝目できっかけつかみ急成長

 明るい性格で誰からも愛される笑顔がチャーミングな川原愛未(22)=福岡・129期=。7月にB1級に初めて昇格した。福岡支部の大先輩・日高逸子が人気シンガーソングライターにちなんだ「あいみょん」のあだ名を多くの選手たちに広め、「日高さんのおかげで定着しました」とニッコリ。成長著しいボートレース界の「あいみょん」のプライベートにも迫った。

 ―ボートレーサーを目指したきっかけは?

 「高校3年の時に進路を全く決めていなくて…。幼少期から体を動かす仕事を両親から進められていたので、試験を受けました。運良く一発合格できました」

 ―幼少期はどんなスポーツをしていましたか?

 「3歳の頃から空手を9年間やっていました」

 ―空手の得意技は?

 「回し蹴りですね」

 ―運動神経はかなりいい方?

 「全然ですよ。スポーツは大好きですけど、むしろ運動音痴なんですよ」

 ―そうなんですね。ところで空手とボートの共通点とかありますか?

 「体幹は空手と通じるものがあると思う。ただ、自分は体幹も弱くて、空手をやっていたことが生かされていないかも」

 ―みんなから「あいみょん」って呼ばれていますが、歌手の「あいみょん」の曲とか聞いたりしますか?

 「めちゃくちゃ聞きます。大好きです。同じ福岡支部の日高さんが『あいみょん、あいみょん』と色々な人に広めてくれたことで『あいみょん』というあだ名が一気に定着しました」

 ―ボートに話を戻しますが、23年4月の初勝利は豪快なまくりでの勝利でしたが、その瞬間を振り返ってください。

 「今までやってきたレースの中で、めちゃくちゃ落ち着いていた。スタートしてから1号艇の動きも見えていたし、とにかく周りが見えていた」

 ―今年に入って4勝と着々と力をつけていますが。

 「初勝利もうれしかったですが、どちらかというと(今年2月の)宮島での2勝目が、自分の中で一番手応えがありました」

 具体的には?

 「2コースからスタートは遅れたけど、1着が取れたことで、きっかけをつかんだというか、とにかく自信になりました」

 ―現状の課題は?

 「プロペラなど、調整力が自分にはなさすぎる。自分の形を早く作りたい」

 ―今後の目標は?

 「まずは準優勝戦に乗ることですね」

 ―完全オフの日は何をしているの?

 「福岡市内をドライブしています。ドライブは大好き」

 ―同期の一番のライバルとかいますか?

 「全員がライバルですね」

 ―最後にボートレースの魅力を。

 「女子も男子も対等に戦うことができるスポーツということが一番の魅力だと思います」

 ◆川原 愛未(かわはら・あいみ)2002年6月20日生まれ、22歳。福岡県出身。129期として21年11月に芦屋でデビュー。24年後期にB1級に初昇格。スポーツは3歳から空手を9年間習い、得意技は回し蹴り。趣味はドライブ。好きな食べ物は小豆と和菓子全般。性格はポジティブ思考。158センチ、50キロ。血液型B。現在、からつ(ほぼ女子戦)出走中。