【パリ五輪】ナダルが聖火ランナーで登場!キャリア最後となる五輪で大役を果たす<SMASH>

AI要約

パリ五輪開会式のハイライトは、男子テニス元世界1位のラファエル・ナダルが聖火リレーで会場を沸かせた。

ナダルはフランスサッカー界の英雄ジダン氏から聖火を受け取り、セーヌ川へ向かい、過去の金メダリストとトーチをリレーして聖火を点火した。

ナダルは38歳で引退を示唆しており、五輪は最後の出場となる。彼はスポーツ界で最も重要なイベントへの参加を楽しみにしており、心を燃やして最後のステージに挑む。

【パリ五輪】ナダルが聖火ランナーで登場!キャリア最後となる五輪で大役を果たす<SMASH>

 パリ五輪開会式のハイライトでもある聖火リレーで、男子テニス元世界1位のラファエル・ナダル(スペイン)が登場して会場を沸かせた。

 聖火リレーの最終走者24名中の一人に選ばれたナダルは、開会式のステージでフランスサッカー界の英雄ジネディーヌ・ジダン氏から聖火を受け取ると、そのまま会場をあとにして一路セーヌ川へ。そして用意されたボートに乗り込むと、そこで待っていたのはかつての金メダリスト3名だった。

 女子テニスのセレナ・ウィリアムズ氏(アメリカ/シドニー・北京・ロンドン大会優勝)、陸上競技のカール・ルイス氏(アメリカ/同ロサンゼルス・ソウル・バルセロナ・アトランタ大会優勝)、女子体操のナディア・コマネチ氏(ルーマニア/モントリオール・モスクワ大会優勝)。ナダルら豪華4名は船上で聖火トーチをリレーしたのち、川岸で待っていた女子テニス元世界1位で現在はテニス四大大会「全仏オープン」のトーナメントディレクターを務めるメアリ・モーレスモ(フランス)にトーチを託した。

 そして聖火はその後、フランスの柔道家テディ・リネール選手らによって点火されたのである。

 

 今回の開会式ではセーヌ川で各国選手団によるパレードが行なわれたが、スペイン代表のボートにナダルの姿は見られなかった。だが、ナダルには船上聖火ランナーという時別な席が用意されていたのである。

 毎年パリで開催される「全仏オープン」で史上最多となる14度の優勝を誇るナダル。だが度重なるケガを克服してきた38歳の肉体は限界に近づいており、本人は今季限りでの引退を示唆する。

 むろん五輪に出場するのはこれが最後だ。今大会ではシングルスのほか、母国の若き逸材カルロス・アルカラス(世界ランク3位/21歳)とダブルスを組み、現地28日に行なわれるテニス競技のオープニングゲームに出場することが決まっている。

 準優勝したパリ五輪前哨戦を終えた際に「スペインの代表としてオリンピックチームの一員となることをとても楽しみにしている。スポーツ界で最も重要なイベントだからね」と語っていたナダル。38歳の現役レジェンドは聖火のごとく燃えるハートで最後のステージへと向かう。

構成●スマッシュ編集部