パリ五輪で初のドーピング違反 イランの男子柔道選手

AI要約

イランの柔道選手がパリ五輪でドーピング違反を犯し、禁止物質に陽性反応を示した。

違反は初で、国際検査機関(ITA)が発表した。

選手は暫定的に資格停止とされ、処分に異議を申し立てる権利がある。

【AFP=時事】パリ五輪の柔道男子81キロ級に出場予定だったイランのサイジャド・セヘン(Sajjad Sehen)が、禁止されるアナボリックステロイドに陽性反応を示した。今五輪でのドーピング違反は初。国際検査機関(ITA)が26日、発表した。

 ITAによれば、セヘンの検体からは世界反ドーピング機関(WADA)が禁止物質として指定しているメタンジエノン(metandienone)とボルデノン(boldenone)の陽性反応が検出された。

 検体はITAが23日に実施した抜き打ち検査で採取された。

 ITAは、本件が完全に処理されるまでセヘンを暫定的に資格停止とするとした上で、「当該選手はパリ五輪期間中の競技、練習、指導、いかなる活動への参加を禁止される」と説明した。

 セヘンは暫定処分についてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に異議申し立てを行うことができる。【翻訳編集】 AFPBB News