日本代表、海外五輪最多の金目標 東京で得た実り再び旋風を

AI要約

日本選手団は2024年パリ五輪で最多となる金メダル20個を目指す。04年アテネ五輪の16個が海外記録だが、東京五輪での成功を受け、再び旋風を巻き起こすチャンスが到来。

柔道やレスリング、体操など伝統競技の活躍が期待される一方、都市型スポーツも注目されている。若手スケートボード選手たちの活躍にも期待が寄せられている。

阿部一二三、阿部詩、須崎優衣、藤波朱理、橋本大輝など、個々の選手が2連覇や3冠を目指し、日本選手団の勝利に貢献することが期待されている。

 日本選手団は海外の五輪で最多となる金メダル20個に目標を定めた。2021年の東京五輪は史上最多の金27個を獲得したが、海外では04年アテネ五輪の16個が最多。開催国として得た実りを生かし、地の利がないパリで再び旋風を巻き起こせるか。真価が問われる戦いに挑む。

 前回金9個のお家芸、柔道は日本の柱として大きな期待を背負う。男子66キロ級の阿部一二三と女子52キロ級の阿部詩(ともにパーク24)はたくましさを増し、兄と妹で2連覇を狙う。

 レスリングは女子50キロ級で前回覇者の須崎優衣(キッツ)が盤石の強さを誇る。東京五輪を見て「次は私が頂点に立つ」と決意した53キロ級の藤波朱理(日体大)は公式戦の連勝を133に伸ばし、須崎との二枚看板に成長した。体操男子のエース橋本大輝(セントラルスポーツ)は個人総合、種目別鉄棒の2連覇に加え、団体総合との3冠に執念を燃やす。

 新たな勢いをもたらしているのが都市型スポーツだ。スケートボードの男子ストリートは東京金の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)、14歳の小野寺吟雲らが優勝を争う。