【柔道】阿部一二三、詩がパリ到着「兄妹で2連覇」橋本壮市は「松木さんから」持ち込んだ物とは

AI要約

柔道日本代表の第2陣、男女3選手がパリ五輪に到着。阿部一二三、阿部詩、橋本壮市が意気込みを語る。

各選手が選手村に持ち込むアイテムや減量状況を報告。一二三は自信を見せる。

一二三と詩は28日、橋本は29日に試合を迎える。

【柔道】阿部一二三、詩がパリ到着「兄妹で2連覇」橋本壮市は「松木さんから」持ち込んだ物とは

 【パリ23日(日本時間24日)=木下淳】パリ五輪(オリンピック)に出場する柔道日本代表の第2陣、男女3選手が当地のシャルルドゴール空港に到着した。日本初のきょうだい五輪連覇を目指す男子66キロ級の阿部一二三(26)女子52キロ級の阿部詩(24)と、日本柔道最年長で初参戦する橋本壮市(32=いずれもパーク24)が取材に応じ、一二三は「本当にいよいよ始まるんだな、やるだけだな、という気持ち。2連覇を兄妹で達成して日本に帰るという、強い気持ちでいる」と燃えた。

 詩も「最後まで執念を持って戦い抜きたい」。橋本は「自分は初。最高峰の舞台に立てる、うれしい気持ちと、社会人になってから(の苦労を)機内で振り返りながら来ました。誇りを持って挑みたい」と集大成の大会に懸ける思いを込めた。

 選手村に持ち込むアイテムを聞かれると、橋本は親交のあるサッカー解説者の松木安太郎氏から「ウナギをもらったので、試合前に食べます」。松木氏の実家は、創業150年を超える老舗のウナギ店として知られている。

 詩は「お母さんに編んでもらった、小さな人形、金色のクマさんを持ってきました」と明かし、一二三は「僕も紅白のだるまを。でも、いつも通りで何か持ってくるとかないので、家に飾ってきた(笑い)」と好対照だった。

 減量も順調で、一二三は「すごくいい状態、仕上がり。東京五輪からパリに向けて3年間、懸けてきた。(計量に)失敗する可能性はゼロかな」と自信も見せた。一二三と詩は28日(決勝は日本時間29日午前0時38分から開始)に、橋本は29日(同30日)に試合を迎える。