フォロワー514万人の「世界一SEXYなアスリート」 ドイツ陸上女子が明かした懐事情とSNSの現実

AI要約

パリ五輪に出場するドイツの陸上選手アリカ・シュミットが、自身の厳しい経済状況や競技との両立について語っている。

シュミットはモデルとしても活動し、SNSを通じて収入を得ることで生計を立てることができる環境に感謝している。

競技と並行して大学に通ったり、別の仕事をしながら生活する選手が多い中、シュミットはSNSを通じた収入で活動している。

フォロワー514万人の「世界一SEXYなアスリート」 ドイツ陸上女子が明かした懐事情とSNSの現実

 パリ五輪は現地26日(日本時間27日)に開会式が行われる。陸上で注目を浴びる一人が、ドイツのアリカ・シュミット。モデルとしても活動し、インスタグラムのフォロワー数514万人を誇る人気選手。華やかな一面が目立つが、かつてはTikTokで自身の陸上選手としての“懐事情”を告白。「競技で食べていくのは簡単ではない」「生活できるほどもらっていない」と実情を明かしていた。

「世界一セクシーなアスリート」の異名を取るシュミット。イタリア・ミラノでのファッションウィークにゲスト出演するなど、陸上競技の息を超えて活動している。一見華やかに見えるが、過去には自身のTikTokで「競技で食べていくのは簡単ではない」「生活できるほどもらっていない」などと語ったことがドイツ大衆紙「ビルト」に報じられたことがある。

 シュミットは「ドイツの陸上選手にとって、競技で食べていくのは簡単ではないと言わざるを得ない」と決して恵まれた金銭的待遇を受けているわけではないことを説明。ドイツでは地域のクラブなどに所属すれば金銭保障があるとされるが、シュミットは「それだけで生活できるほどもらえることはほとんどない」と発言している。

 賞金で稼ぐこともできるが、足が出ることが多いと記事では説明されており、シュミットも「交通費と旅費がかかり、それらは常に払ってもらえるわけではないから」と語っている。「もう一つの基盤を作るため、ほとんどの選手は競技と並行して大学に通ったりちょっとした仕事をしている」。自身はSNSという「基盤」を作ったようだ。

 同紙は「働かなくてもやっていけるシュミットは恵まれた環境にある」とした上で、シュミットの「ソーシャルメディアでお金を稼げ、他の仕事をしなくてすむことに感謝している」というコメントも紹介していた。シュミットは東京五輪にも出場し、昨年のブダペスト世界陸上では混合マイルマイルリレー7位入賞するなどの実績がある。