カナダのナショナルOPに挑む渋野日向子 初コースを警戒「ムズイっす」

AI要約

渋野日向子がカナダのナショナルオープンに出場する。コースの難しさや自身の成績を振り返りながら意気込みを語る。

フェアウェイキープやグリーン周りの重要性を強調し、パーオン率や平均パット数などの成績を分析。上位争いのカギを探る。

今年はランキング32位でシード復帰が確定しており、メンタル面も好調。母国での戦いに向けて上昇気流を感じる。

カナダのナショナルOPに挑む渋野日向子 初コースを警戒「ムズイっす」

<CPKC女子オープン 事前情報◇25日◇アールグレイGC(カナダ)◇6709ヤード・パー72>

7試合連続で予選ラウンドを通過中の渋野日向子が、今週はカナダのナショナルオープンに出場する。大会を放送するWOWOWのインタビューで意気込みを語った。

2年連続2度目の出場だが、昨年と違い会場はアールグレイGC。渋野にとって初めて回るコースだ。「楽しみにしてきたんですけど、ムズイっすね」と警戒心を強めている。

「フェアウェイキープがかなり大事。長いクラブを持てないようなラフが多いから、どうしよっかなって感じ。グリーン周りも難しいところが多い。長いホールではどれだけフェアウェイキープできるか。短いホールはクラブ選択が大事になると思います」

グリーンに乗せた後も苦労しそうだ。「アンジュレーションがあるところも多かったので、難しそうなグリーン。しっかりタテの距離を合わせていきたい。ポアナ芝とか関係なく、打ち出したいところに打ち出せるように」。

今季のフェアウェイキープ率は74%(44位)と悪くない。ただ、パーオン率は64.89%(100位)、パーオン時の平均パットは1.86回(145位)と苦戦している。渋野が分析する通り、2打目以降の精度、グリーン上のパフォーマンスが上位争いのカギになりそうだ。

昨年大会出場時はポイントランキング70位。「これからしっかり予選通過しないと、シードも厳しい」という状況での戦いだったが、今年は違う。「全米女子オープン」2位などの好成績もあり、ランキング32位で来季シード復帰は当確。プレー面はもちろん、メンタルにも良い影響を与えている。

「(ショットは)悪いとは思っていない。しっかり自分のリズムでできたら。4日間、上で戦えるように頑張りたいです」。来週には今季初参戦となる日本ツアー「北海道meijiカップ」が控えている。上昇気流に乗って母国での戦いを迎えたい。