連続出場43回のレジェンド ローラ・デービースがAIG女子オープンへの参戦を断念

AI要約

英国のゴルフレジェンド、ローラ・デービースが43年連続出場を誇る「AIG女子オープン」に出場を断念した理由について

デービースの長年にわたるキャリアと「AIG女子オープン」での記録について

デービースが最後の大会として参加を予定していた「AIG女子オープン」以外の計画について

連続出場43回のレジェンド ローラ・デービースがAIG女子オープンへの参戦を断念

今季女子メジャーの最終戦は、聖地セント・アンドリュース・オールドコースで開催される。同大会の連続出場43回を誇るのは英国のローラ・デービース(イングランド)は、最後の「AIG女子オープン」として最高の舞台となるはずだったのだが「もう私は戦うに十分なゴルフではない」と出場を断念した。

デービースが「AIG女子オープン」の前身、「全英女子オープン」に初出場したのは1980年で16歳のアマチュアだった。86年大会で勝利し、大会が開催されなかった83年を除いて、一度も欠場していない。同大会がメジャーとなったのは2001年だが、歴代チャンピオンは男子全英オープンと同様に60歳まで大会の出場資格を保有する。現在60歳のデービースにとっては今年が最後の「AIG女子オープン」となるはずだった。

決断をしたのは5月に出場した「LPGAシニア選手権」。ユタ州のクーパーロックGCで開催されたが初日にティーショットが大きく乱れ『81』と崩れた。「実際ティーショットの結果はそれほど悪くなかったが、感触がどうしようもなかった」と話す。3日間大会で残り2日は盛り返し39位で終えたが、「オールドコースをプレーするには十分なプレーができない」と決断に至ったという。「トップレベルでプレーした人には分かると思う。自分のプレーができなくなった」と苦しい胸中を明かしている。

2015年に世界ゴルフ殿堂入りを果たしたレジェンドは「今は全米シニア女子オープン(8月1~4日)をすごく楽しみにしている」。オールドコースには英国でTV放映されるスカイスポーツのリポーターとして現地を訪れるとした。(文・武川玲子=米国在住)