【陸上】男子400m佐藤拳太郎が負傷の状態明かす「左アキレス腱痛。腫れが出て歩行も困難で」

AI要約

佐藤拳太郎がパリオリンピックに向けて負傷から回復し、準備を進めていることを明かした。

400メートルリレーにも出場予定であり、メダル獲得を目指す意気込みを示している。

佐藤選手は準決勝でのタイム目標を設定し、自己ベスト更新やメダル獲得に意欲的である。

 パリオリンピック(五輪)陸上男子400メートル代表の佐藤拳太郎(29=富士通)が22日、羽田空港からパリへ出発前に取材に応じ、負傷の状態を明かした。

 6月の日本選手権で400メートル予選突破も、決勝は「コンディション不良」で欠場。当時の状況を「左のアキレス腱(けん)痛。予選が終わって腫れが出て、歩行も困難で棄権した」と説明した。

 1週間程度の休養を経て「現時点では腫れも歩行痛もなく、トレーニングができている」と明かした。

 昨年8月、世界選手権で44秒77の日本記録をマーク。五輪でも好記録が期待されるが「準決勝で44秒50以内」と目標を設定した。

 総距離が約1マイルのため「マイルリレー」とも呼ばれる1600メートルリレーにも出場予定。自己ベストが日本歴代3位の佐藤風雅、同5位の中島佑気ジョセフらとチームを組むが「メダルを取らなければいけない。メダルの色にもこだわる立ち位置にいる」と自覚。04年アテネ大会の4位を超え、日本勢初のメダル獲得を狙う。