初の全中出場に意気込む 六ケ所の中岫さん(千歳平AC) 村内から陸上で20年ぶり

AI要約

六ケ所村の陸上クラブ「千歳平AC」に所属する中岫奏輔さん(14)が全日本中学校陸上競技選手権に出場する。20年ぶりの村内からの出場者である中岫さんは、自己ベストを更新して参加標準記録を突破した。

その成長は、好環境での練習や合同合宿によるものであり、県大会や東北大会でも好成績を収めた。中岫さんは全中出場を報告し、40秒台を目指す意気込みを示している。

大きな舞台である全中に初出場する中岫さんは、強い選手から刺激を受けつつ、自己ベストの更新を目指して頑張る姿勢を見せている。

初の全中出場に意気込む 六ケ所の中岫さん(千歳平AC) 村内から陸上で20年ぶり

 六ケ所村の陸上クラブ「千歳平AC」に所属する中岫奏輔さん(14)=村立第二中3年=が、全日本中学校陸上競技選手権(8月17~20日・福井県営陸上競技場)の男子共通3千メートルに出場する。村内から陸上で全中に出場するのは2004年以来20年ぶり。中岫さんは「まずは予選通過を目指す」と意気込んでいる。

 6月30日に新青森県総合運動公園陸上競技場で開かれた全日本中学校通信陸上青森大会で8分55秒37の自己ベストをマークし、3位入賞。全中の参加標準記録8分57秒00を突破し、出場権を手にした。

 それまでは9分を切ったことがなかった。千歳平ACの藤谷亨コーチらによると、冬場も岩手、青森両県の合同合宿に参加するなど好環境で練習できたことが成長につながった。

 7月14、15日開催の県中学校体育大会でも3位となり、東北大会(8月9、10日・仙台市)の出場切符を獲得した。

 19日には藤谷コーチや父の賢悟さん、第二中の谷口実校長と村役場を訪問し、橋本博子教育長に全中出場を報告、激励を受けた。

 全国大会や東北大会に出場するのは初めてという中岫さんは取材に「大きな舞台だが、強い選手に刺激を受けながら、自己ベストの8分55秒を切り40秒台を目指したい」と力を込めた。