【高校野球】関東第一・高橋徹平が2戦連発で高校通算60号 8強進出

AI要約

関東第一の高橋徹平主将が6回に通算60本目のアーチを放ち、チームを準々決勝進出へ導く。

高橋は父、母、弟、妹を前に、力強い打撃で記録を更新し、野球への情熱を示す。

失敗から学び、甲子園出場への強い思いを胸に、次なる試合に向けて決意を新たにする。

【高校野球】関東第一・高橋徹平が2戦連発で高校通算60号 8強進出

◆第106回全国高校野球選手権 東東京大会 ▽5回戦 関東第一8-1成立学園=7回コールド=(大田スタジアム)

 関東第一の高橋徹平主将(3年)が6回に高校通算60本目となるアーチを放った。19日の4回戦にも2ランを放っており、2試合連続のアーチ。チームを準々決勝進出へ導いた。

 60本目の記念球を片手に「今までで一番いい本塁打。うれしいです」と満面の笑み。この日の本塁打は米澤貴光監督(48)も納得の一打となったが「もう彼の夏は終わりですよ」と笑いを飛ばした。

 「チャンスをつぶしてしまったのもあって、4番として打ちたい」と3回無死一、二塁で右飛に倒れたが切り替え、6回2死一、二塁。再びチャンスで回ってきた打席に強い気持ちで臨んだ。直球を左中間へ運び3ラン。3塁側スタンドからこの日一番の歓声が上がった。本塁打を振り返り「感触が良かった。(今まで打った本塁打の中で上位)3つに入ると思う」と喜んだ。

 高橋は4人きょうだいの次男。この日は父、母、三男の弟、長女の妹が応援に駆けつけた。プレイ中には明るく笑顔の絶えない高橋は、私生活でも「裏も表もなくそのまま」と母の桂子さん(50)。徹平は野球部のルールで携帯が使えないが「買ってほしいものがあると連絡してくる」と明かし、大会中には「『新しいズボンを買うね』という連絡がきた」とうれしそうに話した。

 「もう1回、戻りたいと思った」と自らの失策で負けた今春のセンバツから強まった甲子園出場への思い。23日、春の都大会3回戦で敗れた修徳戦に挑む。