「ずっと抑えとるやん」ソフトバンク競り負け 8回のヘルナンデス乱れるも信頼は揺るがず

AI要約

左腕ヘルナンデスが8回に乱調し、外崎に決勝の2点二塁打を許すも、小久保監督は責めず

ヘルナンデスは奪三振能力を活かし、27イニング連続奪三振のプロ野球記録を更新

柳町の3ラン本塁打や正木の連続安打など、中軸以外からも活躍が見られる西武

「ずっと抑えとるやん」ソフトバンク競り負け 8回のヘルナンデス乱れるも信頼は揺るがず

 ◆西武5―3ソフトバンク(20日、ベルーナドーム)

 8回を担う左腕がまさかの乱調だ。ただ、終盤に競り負けた1敗にも、小久保裕紀監督は「ずっと抑えとるんやけん」と責めることはなかった。2番手で登板したヘルナンデスだ。2死球などで2死満塁とし、外崎修汰に決勝の2点二塁打を許した。

 来日2年目で、今季は高い奪三振能力でブルペンを支える。この日も先頭の源田壮亮から三振を奪い、今季初登板から27イニング連続奪三振として自身のプロ野球記録を更新。倉野信次投手コーチは「次やり返してもらえれば」と信頼は揺らがない。

 連勝が「3」で止まり、7月は6勝9敗と黒星が先行。打線も4番山川穂高、5番近藤健介の中軸が月間打率1割台と振るわないが、カバーする力も台頭しつつある。7番の柳町達は2回に同点の2号3ラン。剛腕今井達也からの今季チーム初本塁打だった。

 昨季まで通算1本塁打だったが、今季は既に2本塁打。7月12日の日本ハム戦での田中正義から1号に続き、リーグ屈指の本格派を打ち砕いた。「(自己最多の2号が)いきなり出てびっくりしているが、どんどん積み重ねたい」と前を向く。

 慶大の2学年後輩にあたる正木智也も4戦連続で6番に入り、7打数連続安打をマークするなど活躍している。球宴前の試合は21日のカード最終戦を残すのみ。同日の予告先発は左腕隅田知一郎。19日の武内夏暉に続いて攻略して、前半戦を締めくくりたい。(鬼塚淳乃介)

【#20日のOTTOホークス情報】