キューバ出身18歳の「モイネロ2世」が3回零封 身長186センチのソフトバンク育成左腕 自己最速タイの146キロもまだまだ成長中

AI要約

ソフトバンク育成のダリオ・サルディ投手が力投を見せ、3回を1安打無失点で試合を制した。

母親も初めて観戦し、息子の成長を感じながら試合を見守った。

10代の左腕は日々のトレーニングで成長し、ストライクゾーンでの勝負が今のテーマであることを語った。

キューバ出身18歳の「モイネロ2世」が3回零封 身長186センチのソフトバンク育成左腕 自己最速タイの146キロもまだまだ成長中

 ◆交流戦・ソフトバンク3軍3―1香川オリーブガイナーズ(18日、タマスタ筑後)

 ソフトバンク育成のダリオ・サルディ投手(18)が、「モイネロ2世」の期待を裏切らない力投を見せた。来日1年目の左腕は3回に2番手で登板し、3回を1安打無失点。「ストライクゾーンを意識して投げることができた」と胸を張った。

 3回は先頭打者を自己最速タイの146キロで空振り三振。次打者に左前打を許したが、後続を断った。4回は三者凡退。直球主体の投球で「ストライクがどんどん奪えると、自然とリズムが良くなった。自信を持って投げられた」。5回2死から与えたストレートの四球は「ここは次の課題」としっかり反省した。

 キューバ出身で、身長186センチの長身左腕。40球を投げ、毎回の4三振を奪ったこの日は母が初めてタマスタ筑後を訪れて観戦した。スタンドから息子を見つめていた母の視線については「意識せずにいつも通り、リラックスして投げた」と照れ笑いした。

 1月下旬に来日。日々のトレーニングと食事の成果もあり、わずか半年で体重は12・5キロ増の93・5キロになった。「ストライクゾーンで勝負することが、今の一番のテーマ。球速はトレーニングをすれば自然と上がると思う。球数を少なくしてアウトを取りたい」。心身ともに成長を続ける10代の左腕は強調した。(浜口妙華)

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