【高校野球】プロ注目右腕の作新学院・小川哲平が9回83球完封でマダックス達成 3年ぶり甲子園に向けてまずは初戦突破
作新学院が栃木を3−0で下し、初戦突破。投手の小川哲平が9回完封し、最速147キロをマーク。
小川はプロ注目の右腕で、100球未満でのシャットアウトを達成。スカウトからも高い評価を得ている。
作新学院は3年ぶりの甲子園出場を目指し、チーム目標は夏の甲子園での活躍。小川も自身の力を信じて意気込んでいる。
◆第106回全国高校野球選手権栃木大会 ▽2回戦 作新学院3―0栃木(17日・エイジェックスタジアム)
3年ぶりの甲子園出場を目指す作新学院が栃木を3―0で下し、初戦を突破した。最速147キロのプロ注目右腕・小川哲平(3年)が9回83球1安打6Kで完封。100球未満でシャットアウトする「マダックス」を達成した。この日の最速は自己タイの147キロをマーク。「真っ直ぐで押す投球ができたが、バットに当てられていたことが反省」と振り返った。27個のアウトのうち10個の二ゴロを含む14個がゴロアウトで、「わかっても打たれない真っ直ぐを投げたい」と次への課題をあげた。
ネット裏ではNPB4球団7人のスカウトが熱視線を送った。巨人・大場スカウトは「元々制球が良い投手。スピードも上がっているので、順調に良くなっている」と評価した。
チームの目標は小川の代になってから一度も踏めていない夏の甲子園の舞台。「今年こそは絶対に。自分のやってきた練習を出すだけなので、相手より自分との勝負」と意気込んだ。