学んだことはすぐ生かす 成澤祐美が念願初V、次週はレギュラーツアー「“作陽魂”で頑張ります」

AI要約

成澤祐美が青森大会で優勝。2週連続で作陽高校出身者が優勝。次の大東建託・いい部屋ネットレディスに向けて意気込む。

成澤は不安を感じながらも優勝を果たし、先週の経験が活きた。強気なプレーが功を奏した。

パッティングに苦手意識があった成澤は良いイメージを持ち込んで終盤の猛攻に繋げた。前進心を忘れずに次へ進む決意を示す。

学んだことはすぐ生かす 成澤祐美が念願初V、次週はレギュラーツアー「“作陽魂”で頑張ります」

<あおもりレディス 最終日◇13日◇青森カントリー倶楽部(青森県)◇6601ヤード・パー73>

前戦の栃木戦を制した石川怜奈に続き、今週の青森大会も岡山県の作陽学園高出身の成澤祐美が制した。2021年のプロテストに合格し、今季が3年目。念願だった優勝カップを手にしてみせた。

首位タイからのスタートで、バーディ発進。ところが2番、3番で連続ボギーと後退しかけたが、6番から連続バーディ。後半に入ると13番までに3バーディ。結局サンデーバックナインで5バーディ(1ボギー)を奪った。終わってみれば2位に3打差をつけて、危なげなく優勝をたぐり寄せた。

「強気な発言もしますが、内面はネガティブなので、今回も自滅するんじゃないかと不安でした」という中でのスタート。その不安は序盤の連続ボギーで顔を出しそうになったが、先週の経験が生きたという。

レギュラーツアー今季初参戦となった「ミネベアミツミレディス」3日目に申ジエ(韓国)、菊地絵理香というベテラン実力者とのラウンドで、苦手なパッティングを考察。いいイメージを取り入れたことによって、前向きにラウンドを進めることができた。5番では2メートル、11番では2.5メートルのパーパットを沈め、終盤の猛攻につなげる。

“強気”がキーワード。最終日最終組はこれで3度目。前回、前々回は惨敗に終わったが、「自分には絵里香さんとジエさんが入っていると思うことで強気になれました」と、まるで優勝争いを熟知している二人の魂が乗り移ったかのようなプレーで後続の追撃を許さなかった。

前戦の石川の優勝ももちろん刺激になっていた。「2週連続で作陽高校が優勝を飾れてよかったし、今後も作陽魂で頑張ります」。2学年下の石川からの作陽バトンをつなぎ、笑顔がこぼれる。

次戦は来週開催の「大東建託・いい部屋ネットレディス」で再びレギュラーツアーの場へ向かう。「どういう組み合わせになるか分かりませんが、しっかりといい部分を盗みたいと思います」。今回はジエと菊地のパワーを注入。また新たなパワーを吸収し、次の優勝へと走って行く。