大谷翔平、“ホームラン未遂”２度も４打数無安打 ドジャースは初回一挙６点で逃げ切り
大谷翔平投手が本拠地ガーディアンズ戦で2試合ぶりのノーヒットに終わり、打率を2割8分9厘に落とす。
チームは6点を先制し、大谷は打球の飛距離が本塁打に満たなかったが、個人記録更新の期待がかかっていた。
ナ・リーグ西地区2位のドジャースは負傷者続出の中でも勝利し、優勝への期待が高まる中、大谷は依然として51本塁打、52盗塁ペースをキープしている。
◆米大リーグ ドジャース７―２ガーディアンズ（７日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）
ドジャース・大谷翔平投手（３０）が７日（日本時間８日）、本拠地・ガーディアンズ戦に「１番・ＤＨ」で先発出場。４打数無安打で２試合ぶりのノーヒットに終わった。打率２割８分９厘に落とした。
初回先頭の第１打席は先発右腕・ウィリアムズから遊ゴロに倒れたが、初球に右翼ポールのわずかに外側を通過する特大ファウルを放って球場をわかせた。打者一巡で回ってきた初回２死一塁の第２打席は２番手右腕・アビラから二ゴロ。チームが６点を先制する中で１イニング２アウトを献上する珍事が起きた。４回１死の第３打席は３番手右腕・バーローから空振り三振に倒れた。
６回２死の第４打席は４番手左腕・サブロウスキーからフェンス際への大飛球を放ったが、惜しくも左飛で２戦連発ならず。この打球の飛距離は３４８フィート（約１０６メートル）で、米データサイト「ｂａｓｅｂａｌｌ ｓａｖａｎｔ」によると、３０球団の本拠地のうち１０球場だったら本塁打となっていたという。
大谷は６日（同７日）の同戦では６回に９月初アーチとなる５試合ぶりの４５号ソロが飛び出し、史上初となる「４５―４５」を達成。先発左腕・ボイドのシンカーをバックスクリーン左に運んだ。自身最多で２度目の１００打点にも到達。８回には右前打で自己最多タイの１６０安打とした。２試合連発の４６号が飛び出せば２１年の自己最多に並び、打点と安打でもキャリアハイ更新の期待がかかったが、この日は小休止した。
それでも、チームは前日６日（同７日）の試合で左足甲に死球を受けた４番のＴ・ヘルナンデスが先発落ちするなど負傷者続出の中で初回にエドマンの先制２点二塁打などで一挙６点を先制。先発が駒不足の投手陣もブルペンデーで勝利をつかんだ。ナ・リーグ西地区２位のパドレスが敗れたことで、ゲーム差は５、優勝マジック１５となった。
大谷は依然として５１本塁打、５２盗塁ペース。残り２０試合で、前人未到の「５０―５０」に向けて突き進む。
