元世界一と同郷の先輩から学び 成澤祐美が初Vへ「この勢いのまま優勝できたら」

AI要約

成澤祐美が2日目終了時に首位タイで最終18ホールに入る混戦が繰り広げられている。

前週のJLPGAツアー出場がスコア向上のきっかけとなり、プレーに好影響を与えた。

グリーン上でのパッティングにおいて、申ジエや菊地絵理香から学んだことが好結果につながっている。

元世界一と同郷の先輩から学び 成澤祐美が初Vへ「この勢いのまま優勝できたら」

<あおもりレディス 2日目◇12日◇青森カントリー倶楽部(青森県)◇6601ヤード・パー73>

レギュラーツアー、下部ツアーを通じて国内女子ツアーで唯一の東北決戦は、2日目を終えて3人が首位に並ぶ混戦となっている。そのうちの一人、成澤祐美がステップ・アップ・ツアー初優勝を目指す。

初日を3アンダーで滑り出すと、2日目は7バーディ・3ボギーの「68」をマークしトータル7アンダーでホールアウト。石川明日香、照山亜寿美とともに、首位タイで最終18ホールに入る。

「いい状態で回れているのは、先週推薦をいただいて出場したJLPGAツアーのミネベアミツミレディスがきっかけとなって、スコアを伸ばせたのかなと思います」。前週は推薦で今季初のレギュラーツアー出場を果たし、4日間を戦った。3日目に「78」を叩き51位タイに終わったが、収穫も大きかった。

その3日目に同組となったのが元世界ランキング1位の申ジエ(韓国)と北海道出身の先輩、菊地絵理香。「スコアこそよくなかったですが、得られるものが大きかった。目の前でプレーを見ることができて、二人の真似をする、憑依(ひょうい)させることをイメージしています」。トッププレーヤーのイメージを自身の中に早速取り込んだことで、好結果につながっている。

特に学べたのがグリーン上だ。「参考にしたのは、パッティング。私はあまり得意ではないので、二人のグリーンの読み方、構えの入り方を真似させていただいています」。15番では10メートル近い距離を沈めてみせた。

2021年11月のプロテストに合格してから3シーズン目。これまでツアー勝利はなし。「せっかくいいイメージで脳が作り上げられているので、この勢いのまま獲れたら、優勝できたらいいなと思います」。ジエは日本通算28勝、菊地は6勝と勝ち方を知っている二人の先輩に近づくために。最終日は自身の勝ちパターンを作り上げる構えだ。