なでしこの切り札 20歳FW浜野まいか 流れ変えた!後半出場で4発呼ぶ先制弾演出

AI要約

なでしこジャパンがガーナを4-0で下し、浜野まいか選手が活躍した試合の内容。

浜野まいか選手がアシストや得点でゴールラッシュを牽引し、チームを勝利に導いた。

浜野まいか選手はコンディションを整え、パリ五輪での活躍に向け意気込みを語っている。

なでしこの切り札 20歳FW浜野まいか 流れ変えた!後半出場で4発呼ぶ先制弾演出

 ◇サッカー女子国際親善試合 日本4―0ガーナ(2024年7月13日 金沢ゴーゴーカレースタジアム)

 パリ五輪に臨む女子日本代表「なでしこジャパン」はガーナと対戦し、4―0で快勝した。後半開始から出場したFW浜野まいか(20=チェルシー)が、1得点1アシストと攻撃を活性化。後半6分にFW田中美南(30=ロイヤルズ)の先制弾を演出し、同20分に追加点を決めた。チームは14日に日本を出発し、25日(日本時間26日)の1次リーグ初戦でスペインと対戦する。

 とっておきの切り札がまた機能した。相手の退場で数的優位に立ちながら、スコアレスで折り返した後半。左MFに入ったばかりの浜野が試合の流れを変え、ゴールラッシュを呼び込んだ。

 まずは6分のショートカウンター。敵陣でパスを受けると、ペナルティーエリア内に走り込んだ田中に絶妙なタイミングでスルーパス。先制点をアシストした。20分には右CKからチーム2点目をマーク。田中がニアで競ったボールを、ファーから豪快に叩き込んだ。「しっかり得点に絡もうと思って入ったので、結果を残せて良かった」と声を弾ませた。

 交代選手が起爆剤となることは本番でも求められる。先月のニュージーランド戦でも後半から投入され、代表初得点を含む2得点を決めた。「先発でも後半からでも変わることはない。どういうプレーが必要なのかを理解して試合に入りたい」。この日はお披露目された新ユニホームに身を包み、国際Aマッチで2戦連発。冷静に試合の流れを読み、きっちりと役割を果たした。

 右肩上がりでパリに乗り込むが、「ケガなく思い切ってプレーできるように、しっかりコンディションを整えていきたい」と気を引き締める。昨年の女子W杯は現地入り後に左肩を負傷。出場は準々決勝スウェーデン戦のみだった。敗退後のピッチで涙に暮れた。

 幼少期は練習で悔しい思いをするたびに、涙を流していたという泣き虫ヒロイン。初の夢舞台へ「金メダルを持って帰りたい」と誓う。20歳の夏。花の都で満開の笑顔を咲かせる。