なでしこジャパン・20歳FW浜野まいか、途中出場で1G1Aの猛アピール「結果を残せてよかったです」

AI要約

サッカー女子日本代表がガーナ代表に4-0で勝利。浜野まいか選手が活躍し、新たなエース候補として躍進を遂げる。

浜野のアシストから始まったゴールラッシュで試合を支配。若手選手の力が光る展開となった。

浜野は若くしてデビューし、将来の金メダル獲得を目指す意欲を示す。藤野ら若手選手も勢いに乗る。

なでしこジャパン・20歳FW浜野まいか、途中出場で1G1Aの猛アピール「結果を残せてよかったです」

MS&ADカップ2024(13日、日本4-0ガーナ、ゴースタ)国際サッカー連盟(FIFA)ランキング7位のサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が、同65位のガーナ代表に快勝した。能登半島地震復興支援マッチと銘打ったパリ五輪の壮行試合。後半開始から投入されたFW浜野まいか(20)=チェルシー=は1ゴール1アシストの活躍で、ニューヒロイン誕生を予感させた。

4発で弾みをつけた。ゴールラッシュを呼んだのはFW浜野のアシストだ。0-0の後半6分、FW田中にスルーパスを供給し、均衡を破った。

「得点に絡もうと思っていたのでゴール、アシストをできて、結果を残せてよかったです」

五輪1次リーグ・ナイジェリア戦を想定した一戦。試合前には元日の能登半島地震を受け、黙とうがささげられた。前半に相手が1人退場し、後半は攻勢に。1-0の後半20分には右CKから田中が頭ですらしたボールを浜野が右足ボレーで突き刺し、FW藤野、植木にもゴールが生まれた。

1ゴール1アシストと躍動した浜野は、準優勝した2022年のU-20(20歳以下)W杯でMVPを獲得した逸材だ。豊富な運動量が武器で、DFの裏に抜け出してゴールを奪う得点力もある。

18歳でなでしこデビューし、海外移籍も決断。昨年のW杯は大会直前に左肩を脱臼した影響で出番は多くなかったが、次期エース候補の20歳は「目指すところは金メダル。ニューヒロインにならないといけないなら、なる」と屈託のない笑顔で宣言した。

同じ20歳の藤野も1ゴール1アシストと若い力は確実に芽吹いている。チームは14日に渡仏し、19日にコロンビア代表と非公開の練習試合を行って本番へ。壮行セレモニーで池田監督は「頂点を目指す」。2012年ロンドン五輪の銀を上回る、五輪初の金メダルへひた走る。(山下幸志朗)

■浜野 まいか(はまの・まいか)2004(平成16)年5月9日生まれ、20歳。大阪・高石市出身。C大阪レディース下部組織時代の18年に14歳でなでしこリーグデビュー。22年U-20(20歳以下)W杯で準優勝しMVP。同年にA代表デビューし、23年1月にチェルシー(イングランド)と契約。同年のW杯代表にも選出された。代表通算11試合3得点。FW。165センチ、49キロ。