角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」

AI要約

初日のスプリント予選でRBの角田裕毅は14番手とSQ3に進出できず、自らのスピンが影響したと認めた。

RBは前戦で振るわなかったが、FP1で回復の兆しを見せ、SQ2に進出。しかしスピンにより14番手に終わった。

角田はステアリングコラムの問題とは別に、スピンの原因について述べ、チームと共に原因を深くチェックする必要があると述べた。

角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」

 レッドブルリンクで開催されているF1オーストリアGP。初日のスプリント予選でRBの角田裕毅は14番手とSQ3に進出することはできなかった。

 角田曰く、この結果にはSQ1で喫したスピンが影響しているとして、ミスの責任を認めた。

 前戦スペインGPでは大型アップデート投入も全く振るわなかったRB。スプリント形式での開催となる今回のオーストリアGPでは再起を狙い、今週末唯一のフリー走行となるFP1で比較テストを実施。パフォーマンスという観点から回復の兆しを見せた。

 しかしスプリント予選で角田は、SQ1の最終アタックでターン9の縁石に大きく乗り上げ、そのままマシンコントロールを失ってスピンを喫した。

 角田のマシンはウォールにヒットすることなく、最終コーナーのランオフエリアで留まることができた上、15番手でSQ2に進出できたのは不幸中の幸いだが、マシンは手負いの状態となった。

 SQ2での走行に向けてメカニックが応急措置を施すも、結果的に角田は14番手に終わった。

「満足はしていません。SQ1の2回目、最後のセクターでスピンをしてしまったことでQ2での走りにもかなりの支障をきたしました」

 スプリント予選を終えて角田はそう語った。

「ダメージも大きかったですし、ドライビングの順応という点でも理想的なSQ2進出ではありませんでした」

「残念なのは間違いありません。これは僕に責任があることです。責められるのも当然です。しかし僕はこれを受け止めて、前に進もうと思います」

 なお、FP1で角田はステアリングコラムに違和感を訴え、チーム側に変更を求めていた。スプリント予選でのスピンは、このステアリングの問題と関係があるのかと尋ねられた角田は次のように答えた。

「異なる問題です。修正できたと思います。完全に修正できたかどうかは分かりませんし、あれは別モノですが、プッシュし過ぎだったのは確かで、ターン7でわずかに限界を越えました」

「そこからペースを上げられたと思いますが、縁石を越えてしまい、そこでフロアを傷つけてしまったと思います。それでダウンフォースも何もかも失ってコースアウトしたんだと思います。スピンした時にフロアを傷つけた訳ではないはずです」

「だから僕らは深くチェックする必要があります。それが主な原因で、ステアリングの問題ではないと思います」