【プレビュー】3シーズン連続でのスプリントレース実施、王者のお膝元レッドブル・リンク…第11戦オーストリアGP|F1定

AI要約

マックス・フェルスタッペンがスペインGPで優勝し、ヨーロッパ3連戦の開幕を飾った。

オーストリアGPでは、ドライバーにとって予選が重要であり、ドライバー同士の攻防が見どころとなる。

高速サーキットで繰り広げられるオーバーテイクショーと、特徴的なコーナーでのトラックリミット違反に要注意。

【プレビュー】3シーズン連続でのスプリントレース実施、王者のお膝元レッドブル・リンク…第11戦オーストリアGP|F1定

拮抗したレースとなったスペインGPが終わり、ヨーロッパ3連戦の初戦を制したのは現王者であるマックス・フェルスタッペン。

予選で惜しくもポールを逃し、2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは3周目でトップに躍り出ると、レース巧者の力を遺憾なく発揮して、猛追するランド・ノリスを退け今季7勝目を記録。

3位でフィニッシュしたメルセデスのルイス・ハミルトンは久々の表彰台に上がったことに加えて、自身が持つ歴代最多表彰台記録を198回に伸ばし、メルセデス復調をアピールした実りある週末となった。

次戦のオーストリアGPが開催されるレッドブル・リンクは3箇所のDRSゾーンがある高速サーキットであり、アクセル全開で繰り広げられるオーバーテイクショーはこのコースの大きな魅力だ。また、今季6回計画されているスプリントレースの3回目も今週末に開催されることから、大量ポイントを持ち帰るのはどのチームになるのか注目が集まる。

レッドブルリンクは1周が4.318kmと距離が短いこともあり、最速ラップは65秒ほど。予選Q1ではトラックに出たマシンによる渋滞が起こることも。

予選時にはちょっとしたミスでタイムを落とした場合、グリッド順が大きく変わる可能性もある。それだけに、ドライバーにとってはミスなく予選時から前方のポジションを確保したいところ。トラフィックを避けながらアタックラップに入るタイミングも重要となる。

決勝のDRSゾーンは3カ所設定されており、各セクションでオーバーテイクのチャンスが訪れることになる。中でもストレートエンドのターン3でインを突けるかどうかが大きなポイント。ここは長い上り坂のてっぺんとなっており、ここでの積極果敢なブレーキ勝負は要注目。見応え十分の飛び込みが散見される。

また、2022年にグランドエフェクト要素が強まってからは、2つのDRS区間を利用して近づいてからターン3の立ち上がりをトラクション重視にして、ターン4で仕掛けるという展開も多く見られるようになった。

高速と低速の特性をうまく複合させた、チャレンジングなコースでもある一方、オーストリアカラーのあしらいが特徴であるターン9~10はトラックリミットの違反が取られやすいことから、その点は留意が必要となる。

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【レース情報】

F1 第11戦:オーストリアGP※日本時間

6月28日(金)19:30~フリー走行

6月28日(金)23:30~スプリント予選

6月29日(土)19:00~スプリントレース

6月29日(土)23:00~予選

6月30日(日)22:00~決勝

F2 第7戦:オーストリア※日本時間

6月28日(金)17:05~フリー走行

6月28日(金)21:55~予選

6月29日(土)20:30~レース1

6月30日(日)17:00~レース2

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