今年度3回目の処理水放出を完了、福島第一原発 海水や魚に異常なし

AI要約

東京電力は福島第一原発の処理水の海洋放出を完了し、約7800トンの水を海水で希釈しながら放出した。

今年度は残り4回の放出を計画しており、放射性物質の検査では異常が確認されていない。

海洋放出は昨年度から続く取り組みで、環境への影響が懸念されている。

今年度3回目の処理水放出を完了、福島第一原発 海水や魚に異常なし

 東京電力は16日、今年度3回目となる福島第一原発の処理水の海洋放出を完了したと発表した。昨年度からの通算では7回目。タンクに保管していた約7800トンの水を大量の海水で希釈しながら放出したという。

 東電は、今年度は残り4回の放出を計画していて、次回は今月から来月にかけて放出する予定。東電と政府によると、昨年8月の放出開始以降、同原発の周辺では海水や魚を採取し、放射性物質の濃度を調べているが、異常は確認されていないという。