原子力や再エネ、質問で疑問解消を 六ケ所高でエネルギー探究授業

AI要約

青森県立六ケ所高では、生徒がエネルギー探究の授業を行い、村内外の企業など8団体の担当者にインタビューを行った。

生徒は原子力や再生可能エネルギーについて理解を深め、さまざまなエネルギーの姿を学んだ。

生徒達はインタビューを通じて、水素エネルギーや放射性物質に関する疑問を解決し、エネルギーのメリットとデメリットを学んだ。

原子力や再エネ、質問で疑問解消を 六ケ所高でエネルギー探究授業

 青森県立六ケ所高(蛯名良一校長)は10日、3学年が本年度から取り組んでいる科目「エネルギー探究」の授業を行った。生徒は学校に招いた村内外の企業など8団体の担当者にインタビューし、原子力や再生可能エネルギーへの理解を深めた。

 エネルギー関連産業が多く立地する村の特色を生かし、エネルギーの多様な姿を学ぶのが科目の狙いで村、日本原燃、六ケ所げんねん企画などの協力を得て実施している。今回は村、新むつ小川原、量子科学技術研究開発機構、三菱重工業、東芝エネルギーシステムズ、日立GEニュークリアエナジー、青森風力開発、八戸工業大が来訪した。

 3年生40人は8班に分かれて、8団体のブースでそれぞれインタビュー。「水素エネルギーの利点は」「放射性物質対策は」などの質問に、担当者は「水素は二酸化炭素を排出しない」(東芝エネルギーシステムズ)「距離をとる、遮蔽(しゃへい)する、短い時間で―の3原則で対応している」(三菱重工業)と答えていた。

 授業後の取材に、生徒の野田麗華さんは「水素や放射性物質に関する疑問が解決した」、村畑光星さんは「すべてのエネルギーにメリットとデメリットがあるということが印象に残った」と感想を語った。