コロナ感染者、全都道府県で増加 入院は3カ月ぶり2千人超え

AI要約

厚生労働省が公表したデータによると、全国の定点医療機関での新型コロナウイルス感染者は急増しており、前週比1.39倍の増加率を記録。

沖縄を含む全47都道府県で感染者数が増加しており、特に沖縄、鹿児島、宮崎などで高い数値が報告されている。

新規入院患者数も前週比632人増加し、3カ月ぶりに2千人を超える数値となっている。

コロナ感染者、全都道府県で増加 入院は3カ月ぶり2千人超え

 厚生労働省は12日、全国に約5千ある定点医療機関に1~7日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は計3万9874人で、1定点あたり8・07人だったと発表した。前週(5・79人)の約1・39倍で、9週連続で増加した。昨年の同時期は1定点あたり9・14人だった。

 都道府県別の最多は沖縄の29・92人で、鹿児島23・13人、宮崎19・74人と続く。東京7・14人、愛知9・73人、大阪6・40人、福岡11・28人だった。全47都道府県で増加した。

 7日までの1週間に定点医療機関に報告された新規入院患者数は2340人で、前週(1708人)から632人増加。3月末以来、約3カ月ぶりに2千人を超えた。集中治療室(ICU)に入院した患者は102人で、前週(72人)から30人増えた。(藤谷和広)