【台湾】コロナ中等症・重症987人、今年最多を更新

AI要約

台湾では新型コロナウイルス感染症の中等症と重症の患者数が増加しており、死者数も上昇している。

最近の変異株のモニタリング結果によると、オミクロン株から派生した変異株が38%で検出されているが、他の変異株も上昇傾向にある。

疾病管制署は変異株の流行に対するモニタリングを続けている。

【台湾】コロナ中等症・重症987人、今年最多を更新

 台湾衛生福利部(衛生省)疾病管制署(疾管署)は9日、2~8日の1週間に新たに確認された新型コロナウイルス感染症の中等症と重症の患者は987人だったと発表した。前の週(6月25日~7月1日)の931人と比べて56人(6.0%)増え、新規患者数は今年の最多を更新した。

 2~8日に新たに確認された死者は99人。その前の週の64人と比べて35人増えた。

 直近4週間の変異株のモニタリング結果によると、コロナのオミクロン株から派生した変異株「JN.1」の域内での検出率は38%だった。直近で低下傾向にある。一方、「KP.2」は23%、「LB.1」は18%、「KP.3」は14%で、いずれも上昇傾向にある。疾管署は変異株の流行について引き続きモニタリングするとしている。