科学の記事一覧

「すごい!」でも価格は60万円「コツコツためて買いたい…」 『アップル・ビジョン・プロ』発売
2024.06.28

「すごい!」でも価格は60万円「コツコツためて買いたい…」 『アップル・ビジョン・プロ』発売

アメリカのIT大手・アップル初のゴーグル型端末が28日から日本でも発売されました。28日朝、大阪・心斎橋のアップルの店舗で盛大な拍手の中、出迎えられたお客さんのお目当ては、日本で販売を開始した「アップル・ビジョン・プロ」。AR(拡張現実)に対応したアップル初のゴーグル型端末です。

紅麹問題で注目された「ファンコーニ症候群」とは?…抗がん剤や抗ウイルス薬、抗菌薬、抗てんかん薬によって発症することも
2024.06.28

紅麹問題で注目された「ファンコーニ症候群」とは?…抗がん剤や抗ウイルス薬、抗菌薬、抗てんかん薬によって発症することも

 小林製薬(大阪市)の「紅麹(べにこうじ)」成分入りサプリメントを巡る健康被害問題では、腎臓の尿細管がダメージを受け、体に必要な電解質などを再吸収できなくなる「ファンコーニ症候群」が注目されました。薬の副作用などのほかに自己免疫疾患や血液がんが引き起こすこともあります。(松田俊輔)

JAXA、H3ロケット3号機の打ち上げ日を7月1日に再設定 だいち4号を搭載
2024.06.28

JAXA、H3ロケット3号機の打ち上げ日を7月1日に再設定 だいち4号を搭載

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年6月28日(日本時間・以下同様)、先進レーダ衛星「だいち4号(ALOS-4)」を搭載した「H3」ロケット3号機の打ち上げ目標日を2024年7月1日に再設定したことを発表しました。【最終更新:2024年6月28日14時台】H3ロケットは従

ハッブル宇宙望遠鏡が1ジャイロで観測再開、驚嘆の最新銀河画像
2024.06.28

ハッブル宇宙望遠鏡が1ジャイロで観測再開、驚嘆の最新銀河画像

渦巻銀河「NGC 1546」を、とくとご覧あれ。見事だ。白い輝きを放つ中心部と優雅で幻想的な塵(固体微粒子)の帯を持つこの銀河の姿を鮮やかに捉えているのは、米航空宇宙局(NASA)が18日に公開したハッブル宇宙望遠鏡(HST)の最新画像だ。これは単なる美しい画像にとどまらない。ハッブル望遠鏡が

H3ロケット、責任者が決意「この先は連続成功あるのみだ」 7月1日に3号機打ち上げ
2024.06.28

H3ロケット、責任者が決意「この先は連続成功あるのみだ」 7月1日に3号機打ち上げ

7月1日に鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられることになった日本の次世代主力ロケット「H3」3号機の準備状況について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、記者会見を開いて説明した。開発計画責任者の有田誠プロジェクトマネージャは「準備は十分に整えた。この先は連続成功あるのみ

H3ロケット打ち上げ、1日に延期 「まぐれでないと証明する場に」
2024.06.28

H3ロケット打ち上げ、1日に延期 「まぐれでないと証明する場に」

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、種子島宇宙センター(鹿児島県)で30日に予定していた新型ロケット「H3」3号機の打ち上げについて、悪天候が予想されるため7月1日に延期すると発表した。 JAXAによると、30日に発射場周辺の上空で「氷結層」と呼ばれる雲が発生し、雷を誘発

「夢の共有」のススメ、なぜ私たちは夢を共有したがるのか
2024.06.28

「夢の共有」のススメ、なぜ私たちは夢を共有したがるのか

科学は、人間が夢を見る理由について、感情を処理して記憶を整理するためであるというものから、単なる脳活動の副産物というものまで、様々な理論で説明してきた。しかし、この無意識の体験の謎を完全に解明する理論は存在していない。そこで、おそらくより興味深い疑問は、なぜ夢を見るかではなく、なぜ私たちが夢を

チョウが大西洋を横断、おそらく初確認、欧州からアフリカを経て南米まで7000kmの超長旅か
2024.06.28

チョウが大西洋を横断、おそらく初確認、欧州からアフリカを経て南米まで7000kmの超長旅か

 ヨーロッパで生まれたチョウが、西アフリカを経て南米まで7000キロを旅した可能性を示す研究結果が発表された。昆虫の渡りとしては最長クラスの記録となる。研究は6月25日付けで学術誌「Nature Communications」に発表された。 10年ほど前のある秋、論文の筆頭著者で

常緑植物は葉の寿命を季節で変える…京大チームが解析、冬は「老化」止め枯れない
2024.06.28

常緑植物は葉の寿命を季節で変える…京大チームが解析、冬は「老化」止め枯れない

 葉を一年中つける常緑の植物は、季節に応じて葉の寿命を変化させることによって、冬に葉を落とさないようにしている仕組みを解明したと、京都大の研究チームが発表した。冬が近づき、日照時間が短くなると遺伝子のスイッチを切り替え、葉が枯れる「老化」を止めるなどしていた。気候変動で常緑植物が枯れるリスクの

車長14mm・重さ0.5g…天井を登るマイクロロボットの機能
2024.06.28

車長14mm・重さ0.5g…天井を登るマイクロロボットの機能

岡山大学の赤栩拓郎大学院生と真下智昭教授は、天井や壁を登るマイクロロボットを開発した。車長は14ミリメートルで重さは0・5グラム。磁力で壁面に取り付く。軽いため天井面で逆さまになっても落ちない。インフラや配管の中などの天井面は汚れが比較的少ない。天井に張り付いて進む点検ロボを目指す。<

新型コロナウイルス感染者数 7週連続で増加…1医療機関あたり4.61人
2024.06.28

新型コロナウイルス感染者数 7週連続で増加…1医療機関あたり4.61人

 厚生労働省は28日、全国約5000か所の定点医療機関から6月17日~23日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数が、1医療機関あたり4.61人だったと発表した。4.16人だった前週から微増し、7週連続で増加している。 地域別で最も多かったのは、沖縄県で同25.68人。

小林製薬の紅麴問題、新たに76人死亡疑い 因果関係を調査中
2024.06.28

小林製薬の紅麴問題、新たに76人死亡疑い 因果関係を調査中

 小林製薬の紅麴(こうじ)原料を使ったサプリメントをめぐる健康被害の問題で、厚生労働省は28日、小林製薬に報告された摂取後の死者数が79人いたと発表した。そのうち3人は死亡と摂取との関連がないとすでに判断されている。残り76人について、小林製薬が因果関係を調べている。これまで死者数は5人と公表

H3ロケット3号機、悪天候で打ち上げを7月1日に延期
2024.06.28

H3ロケット3号機、悪天候で打ち上げを7月1日に延期

30日の打ち上げを予定していた日本の次世代主力ロケット「H3」3号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は28日、打ち上げを7月1日に延期すると発表した。発射地点の種子島宇宙センター(鹿児島県)周辺で悪天候が予想されたため。打ち上げ時刻は1日午後0時6分42秒から同19分34秒までの間に

外科医がハマった離島の面白さ ~グローバルな視点で格差に挑む~
2024.06.28

外科医がハマった離島の面白さ ~グローバルな視点で格差に挑む~

 宮古島市は沖縄本島から南西約300キロ、六つの諸島合わせて人口約5万5000人の離島。15年前、宮古島市唯一の総合病院に研修医として赴任した浅野志麻医師は離島特有の文化や風土、人とのつながりに心地よさを感じて定住を決意。外科医として地域の実情に即した医療を実践する傍ら、外科医療の地域格差をな

「森の妖精」見つけた 南方熊楠が研究した変形菌、鳥取で観察会
2024.06.28

「森の妖精」見つけた 南方熊楠が研究した変形菌、鳥取で観察会

 さまざまな形に変わり、「森の妖精」とも呼ばれるアメーバの一種「変形菌」。鳥取市内の山中で観察会が開かれ、県内外から参加した10人が、多様な姿の変形菌を次々と見つけた。【渕脇直樹】 変形菌は粘菌とも呼ばれ、大きさは数ミリ。名前に菌と付いているが菌類ではなく、植物でも動物でもないア

福島第一原発、今年度3回目の処理水放出 来年1月からタンク解体
2024.06.28

福島第一原発、今年度3回目の処理水放出 来年1月からタンク解体

 東京電力は、福島第一原発の処理水の海洋放出で空になったタンクについて、来年1月ごろから解体を始める。跡地には今後取り出す燃料デブリの保管や取り出し装置のメンテナンスをする施設などの建設を検討しているという。また、東電は28日から今年度3回目の処理水の放出を始めた。 同原発には汚

「口腔がんかも」と思ったらどこを受診したらいい?
2024.06.28

「口腔がんかも」と思ったらどこを受診したらいい?

以前の連載記事で、舌がん・口腔がんの初期症状や口内炎とに見分け方などについて解説しました(下記「関連記事」参照)。では「口腔がんかも」と思ったらどこを受診すればいいでしょうか。耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、耳鼻咽喉科からの紹介を得て「頭頸部がん専門医による治療」を受けることを勧めています。

息子の志望中学が「発達障害に手厚い私立中」から麻布中に変わったワケ 小6の12月から想定外の受験突入
2024.06.28

息子の志望中学が「発達障害に手厚い私立中」から麻布中に変わったワケ 小6の12月から想定外の受験突入

 元テレビ東京アナウンサーで現在はフリーの赤平大(あかひら・まさる)さんが、発達障害とギフテッド(高IQ)を併せ持つ息子さんの子育て経験や、それを通して見えてきた発達障害支援を巡る日本の課題をつづります。 「発達障害の息子が、進学塾に行かず、6年生の12月から麻布中受験を決意して

JAXA月探査機「SLIM」前回に続き5回目の越夜後も通信に応答なし
2024.06.28

JAXA月探査機「SLIM」前回に続き5回目の越夜後も通信に応答なし

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年6月27日(日本時間・以下同様)、X(旧Twitter)の小型月着陸実証機「SLIM」プロジェクト公式アカウントにて、5回目の夜を越したとみられるSLIMとの通信を試みたものの、電波は確認できなかったことを明らかにしました。【最終更新:2024年6月

NASAが2030年で運用を終えるISSの軌道離脱用宇宙機開発でスペースXと契約
2024.06.28

NASAが2030年で運用を終えるISSの軌道離脱用宇宙機開発でスペースXと契約

アメリカ航空宇宙局(NASA)は2024年6月26日付で、2030年に運用を終える国際宇宙ステーション(ISS)を大気圏へ再突入させるための宇宙機「U.S. Deorbit Vehicle(米国軌道離脱機)」の開発を担当する企業としてアメリカの民間企業SpaceX(スペースX)を選定したことを