「1月のことがあるので真剣味があった」津波想定の防災訓練で住民らは“個々で”避難 兵庫・香美町

AI要約

兵庫県香美町での防災訓練では、地震による津波を想定し、住民らが高台の公園に一斉に避難する訓練が行われた。

過去の津波被害を踏まえて、以前の集団避難から個々での避難に変更したことが明らかになった。

政府は日本海側の海域で大地震が発生する可能性がある活断層を公表し、住民らは真剣に訓練に取り組んでいた。

「1月のことがあるので真剣味があった」津波想定の防災訓練で住民らは“個々で”避難 兵庫・香美町

 兵庫県香美町では、地震による津波を想定した防災訓練が行われました。

 海に面する地域で実施された8月25日朝の防災訓練。住民らは高台の公園に一斉に避難しました。これまでは近くの公民館などに集まってから避難場所に移動していました。しかし、元日の能登半島地震では地震発生後、数分後には津波が石川県の沿岸に到達していたことから、個々で避難するように変更したということです。

 (訓練参加者)「みんな1月のことがあるので、真剣味があったかなと思います」

 政府は、兵庫県沖などの日本海側で将来大地震を引き起こす可能性がある25の海域の活断層を公表していて、住民らは真剣な表情で訓練に取り組んでいました。