防災の日を前に南海トラフ地震を想定した災害対策本部の運営訓練 伊豆の孤立集落発生に対応

AI要約

南海トラフ巨大地震に備えた災害対策の運営訓練が静岡県で行われました。

訓練では、地震発生時の行動や被害状況の確認、孤立集落の対応などが重点的に演習されました。

鈴木知事は、能登半島の経験を踏まえ、伊豆半島の防災強化の必要性を訴えました。

防災の日を前に南海トラフ地震を想定した災害対策本部の運営訓練 伊豆の孤立集落発生に対応

9月1日の防災の日を前に、南海トラフ巨大地震を想定した災害対策本部の運営訓練が静岡県庁で行われました。

館内アナウンス:

「ただいま地震が発生しています。身を守る行動をしてください」

 巨大地震対応中の静岡県職員に襲い掛かる余震。

 今回の訓練は南海トラフ巨大地震発生から24時間後の想定で行われました。

片山真人アナウンサー

「30団体7000人が関わる今年の訓練。能登半島地震で出た課題なども訓練に取り入れられているということです」

 鈴木知事を本部長とする本部員会議では、関係部局や自衛隊、警察などが参加し、最新の被害状況を共有。

 最大震度7の地震で土砂崩れが起きた伊豆半島賀茂地区で、15の孤立集落が発生するなど、実際に起こりうる災害への対応を確認しました。

 知事就任後初めて防災訓練の指揮をとった鈴木知事は、能登半島と地形が似ている伊豆半島の防災対策強化の重要性を強調しました。

鈴木康友知事:

「まずはやはり道路の整備。これを急がなければなりませんけども、空、海を活用した総合的な防災対策をこれから強化をして いかなければいけないと思っています」

 現場での県の防災訓練は9月1日熱海市と伊東市を主要会場に行われます。