月1回限定!食の大事さ伝えるカフェ 浜松・天竜区に 絵本作家の水野さん

AI要約

絵本作家水野ゆかみさんが天竜区でカフェ営業を始め、地元食材にこだわった料理が好評を集めている。

食の大事さを伝える絵本や料理を通じて生産者をPRし、人とのつながりを大事にしている。

活動を通じて学びを生かし、次の絵本作りにも取り組んでいる。営業日はSNSで確認可能。

月1回限定!食の大事さ伝えるカフェ 浜松・天竜区に 絵本作家の水野さん

 浜松市天竜区船明の絵本作家水野ゆかみさん(37)=本名・由加里=が今夏、同区月のレンタルスペース「再生庵」で月1回限定のカフェ営業を始めた。2年前に出版した、食の大事さを伝える絵本の考え方に基づいて作る「月のひかり御膳」は好評で、各地からの来訪者に恵まれている。

 毎月第3水曜営業の「コメミーキッチンカフェ」は、浜名区で無農薬栽培されるコメや天竜区春野町の紅茶、市内産豚肉など地元食材にこだわる。豚汁を中心に季節の野菜や青魚を用いた多彩な品目が並ぶ。

 水野さんは2022年、コメを題材にした丸みを帯びた主人公「コメミー」と親子の絆を描く絵本「パパとママでできたボク」を著し、インターネット通販などで売り出した。食の大事さを伝える絵本のPRを兼ね、催事に出店して豚汁などの販売を始めたところ、絵本のファンや常連客に「お店を出した方が良い」と言われるようになった。一念発起し、メニュー選定や練習を重ねて開業した。

 活動を通じて知り合った食材の生産者をPRする狙いもある。水野さんは「絵本や料理の販売を通じて生まれた人とのつながりを大事にしていきたい。日々学んでいることを基に絵本の次回作も考えている」と話す。営業日はインスタグラムの「水野ユカミ*絵本作家」で確認できる。問い合わせはメール<ilovemoty@yahoo.co.jp>へ。