88年ぶり走り高跳び5位入賞・赤松選手「目標達成」ロス五輪にも意欲 ぎふ栄誉賞を受賞、県庁訪問

AI要約

赤松諒一選手がパリ五輪の陸上男子走り高跳びで過去最高の5位入賞を果たし、88年ぶりの快挙を遂げた。

赤松選手は自己ベストを更新して2メートル31を跳び、五輪の日本勢の最高記録を更新した。

古田知事から清流の国ぎふ栄誉賞を受賞し、来年の世界選手権への期待とロサンゼルス五輪への意欲を示した。

88年ぶり走り高跳び5位入賞・赤松選手「目標達成」ロス五輪にも意欲 ぎふ栄誉賞を受賞、県庁訪問

 パリ五輪の陸上男子走り高跳びで日本勢過去最高に並ぶ5位に入り、88年ぶりの入賞を果たした赤松諒一選手(29)=岐阜市出身=が21日、県庁で古田肇知事から「清流の国ぎふ栄誉賞」の表彰を受けた。「入賞は大会前から狙っていた。目標通り達成できてうれしい」と充実感を漂わせた。

 赤松選手は加納高校で競技を始め、岐阜大、同大大学院を経て、社会人でも競技を続けてきた。今大会は上位12人で争った決勝で、約1年1カ月前に記録した自己ベストを1センチ上回る2メートル31を跳び、五輪の日本勢の最高記録をたたき出した。

 古田知事から表彰状を手渡された赤松選手は、初めての五輪の舞台について「予選、決勝とも満員で、競技をしていて楽しいと思えるような競技場の雰囲気や会場の皆さんの応援があり、自然と笑顔になった」と振り返った。

 今後は来年9月に東京で開かれる世界選手権に照準を合わせるという。「メダルが見えてきた。4年後に向けても調子を上げていきたい」とロサンゼルス五輪出場にも意欲を示した。