先祖思い舟っこ流し 盛岡・北上川【岩手】

AI要約

盛岡市の伝統行事「盛岡舟っこ流し」が行われ、11団体が舟を川に流す様子が紹介された。

舟は炎に包まれて上げられ、多くの人が舟が燃え尽きるまで祈りを捧げる様子が描かれた。

竜の形をした舟は色とりどりの装飾が施され、花火や爆竹と共に燃え上がり、無病息災を祈る人々で賑わった。

先祖思い舟っこ流し 盛岡・北上川【岩手】

 盛岡市の指定無形民俗文化財で伝統の送り盆行事「盛岡舟っこ流し」(同協賛会主催)は16日、市内の北上川に架かる明治橋上流右岸で行われた。川に流された舟は赤々と燃え上がる炎に包まれ、訪れた人たちが先祖の霊を送った。

 同日は北上川両岸に位置する仙北町や南大通などの地区から11団体が参加。合同法要が執り行われた後、午後5時すぎから11そうの舟が次々と川に流され、火が放たれた。

 ちょうちんや造花、経文を記した短冊など色とりどりの装飾が施された竜の形をした木製の舟は、花火や爆竹を鳴らしながら炎を上げて勢いよく燃え上がり、訪れた多くの人が舟が燃え尽きるまで無病息災を祈りながら見詰めていた。