長崎の精霊流し・哀愁を帯びた鐘と爆竹が交錯するなか 故人への想いを馳せながら船をひく【長崎】

AI要約

長崎県内で行われる「精霊流し」の伝統行事について紹介されています。家族や仲間が故人の御霊を精霊船に乗せて送る様子が描かれており、家族の思いや想いが込められています。

精霊船には生前好きだったものやゆかりのあるものが飾られ、故人への思いが形に現れています。参加者の思いや想いが文章を通じて伝わってきます。

長崎県内では数百隻もの精霊船が届け出され、爆竹や鐘の音の中、故人への思いを胸に流し場を目指しています。伝統行事が地域の人々の心をつなぎ、故人を偲ぶ機会となっています。

長崎の精霊流し・哀愁を帯びた鐘と爆竹が交錯するなか 故人への想いを馳せながら船をひく【長崎】

故人の御霊をおくる「精霊流し」が県内の各地で行われ、家族や仲間などの思いものせた精霊船がながされています。

長崎市の旧県庁前では、爆竹の音が響く中、大小さまざまな精霊船が列をつくり、流し場を目指します。

精霊流しは初盆を迎えた家々が、故人の御霊を精霊船に乗せておくる長崎の伝統行事です。

船には家族が思いを込めて生前好きだったものやゆかりのあるものなどをあしらっています。

祖母の初盆 福島可菜実さん「花を使ってみんなで手作りしました。お祭りが大好きで楽しいことが大好きだった。こんな風に見送れて良かった。」

母の初盆 蒔田慎治さん「厳しいですが優しい母でした。お盆の最終日、しっかりと見送ってあげようと思います。」

憂愁を帯びた鐘と爆竹の音が交錯するなか、故人へ思いを馳せながら船をひきます。

長崎県警によりますと、長崎県内では14日までに全長2メートル以上ある精霊船の届け出が684隻分あり、このうち長崎市が390隻でした。