大輪の花、町民の輝く未来願う 水郷大江夏まつり花火大会

AI要約

県内最古の花火大会である「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」が開催され、約2千発の花火が夏の夜空を彩った。

「精霊流し」の由来から始まったこの花火大会は、今年で102回目を迎え、テーマは「輝き」。町の誕生65周年と町民の未来への願いが込められた。

花火は7号玉で幕を開け、音楽に合わせて華やかに打ち上げられ、大きな歓声が上がった。参加者からは、灯ろう、橋、花火の美しいコラボレーションが称賛された。

大輪の花、町民の輝く未来願う 水郷大江夏まつり花火大会

 県内最古の花火大会とされる「水郷大江夏まつり灯ろう流し花火大会」が15日夜、大江町の最上川河畔で開かれ、約2千発の花火が夏の夜空を彩った。

 最上川で水難事故に見舞われた人を供養する「精霊流し」が由来とされ、1922(大正11)年から同時に花火が打ち上げられるようになった。102回目の今年のテーマは「輝き」。町誕生65周年を迎え、さらなる発展と町民の輝く未来を願った。

 花火は7号玉でスタート。最上川近くの3カ所から打ち上げられ、スターマインや4号玉が水面を照らした。音楽に合わせて夜空に次々と大輪の花が咲き、特大の20号玉が打ち上げられると、大きな歓声に包まれた。孫と初めて訪れた山形市富の中4丁目、無職飯沢守さん(76)は「灯ろうと橋、花火が一体となって最高だった」と話した。