とれたての甘い実を 龍江でブドウ狩り始まる【長野県】

AI要約

農業法人「今田平」で始まったブドウ狩りには地元や中京圏から家族連れが訪れている。

今年のブドウは糖度が高く香りが良いノースレッドとノースブラックが人気。

ブドウ園では夏の高温にも負けず、収穫体験が楽しめる9月末までの期間中、無休で営業している。

とれたての甘い実を  龍江でブドウ狩り始まる【長野県】

 果物の収穫体験ができる農業法人「今田平」(長野県飯田市龍江)の農園で10日、ブドウ狩りが始まった。地元や中京圏から家族連れが訪れ、とれたての2品種を味わっている。

 今年は夏に晴天が続いた影響で糖度が高いブドウとなり、香りの良さで知られるノースレッドと濃い紫のノースブラックが食べ頃を迎えている。

 続いてナイアガラ、甘く酸味の少ないスチューベン、その後に“ブドウの王様”巨峰、巨峰から生まれた安芸クイーンが加わり、9月末まで収穫体験が楽しめる。

 ブドウの生育状況について、社長の大平盛男さん(86)は「7月からの高温はブドウにとってありがたくなかったが、晴天が続いた影響で糖度がずいぶん高くなり、病害虫は少ない」と話した。

 今田平のブドウ園には名古屋市周辺や東濃など、中京圏から訪れる人が多い。

 駄科にある夫の実家に子ども2人と滞在している名古屋市の主婦(34)は「飯田は野菜とフルーツがとてもおいしい。とれたてのブドウは実に張りがあって、甘みが強い」と話していた。

 ブドウ狩りは予約制。期間中は無休で営業する。問い合わせは同法人(電話0265・27・5020)へ。