「新しい技術で暮らしやすい環境を」自動運転バス実証実験に向けて関係者会議
山口県周南市で今年11月から実証実験が予定されている自動運転バス。実験はJR徳山駅から徳山動物園までの往復3.4キロで、定員10人ほどで時速20キロ未満の車両が走行する。無料で利用可能で、運転士が監視役として乗車する。
実験には県や防長交通、NTT西日本など12の機関が関与し、組織とスケジュールが確認された。約6800万円の予算で推進され、国からの補助も受けられる。
将来的には時速50キロ以下などの条件で、完全無人での運転を目指す。新技術を活用して県民の生活環境を向上させる取り組み。
山口県周南市で今年11月から実証実験が予定されている自動運転バス。
6日、実験開始に向けて具体的な検討をする最初の会議が開かれました。
記者
「実証実験される自動運転バスは、こちらJR徳山駅から徳山動物園までの往復3.4キロを結ぶものとなっています。間には、乗り降りができる場所も設置されるということです」
周南市役所であった会議には県や防長交通、NTT西日本など合わせて12の機関が出席しました。
実証実験は、11月からの2か月間予定されています。
定員10人ほどで、時速20キロ未満の車両が走行します。
万が一に備えた監視役の運転士が乗り、一般の人は無料で利用できます。
1回目となる会議では、事業の概要や今後のスケジュールが確認されました。
県 デジタル推進局 田村長史 デジタル政策課長
「地域のバス事業者からは、運転手が非常に不足しているというお話も聞いております。新しい技術をどんどん使っていくことで、県民のみなさんの暮らしやすい環境を作っていきたいと思っています」
県はこの実験におよそ6800万円の予算を組み、そのうち4000万円は国からの補助があてられます。
将来的には、時速50キロ以下など一定の条件を設けて、完全無人での運転を目指しています。