米特殊部隊“史上初”「トンでもない機体」を高速道路に降ろす「デケェ!」

AI要約

アメリカ空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)は、高速道路にAC-130J「ゴーストライダー」を着陸させた史上初の実験を成功させた。

実証実験はアーカンソー州で行われ、厳格な環境下でのAFSOCの能力を検証することが目的だった。

今回の実験は、対地専用攻撃機「ゴーストライダー」の柔軟性と航空戦力の新たな展開方法を示すものであった。

米特殊部隊“史上初”「トンでもない機体」を高速道路に降ろす「デケェ!」

 アメリカ空軍特殊作戦コマンド(AFSOC)は2024年8月4日、史上初めて高速道路にAC-130J「ゴーストライダー」を着陸させたと発表しました。

 これは、アーカンソー州ボノのハイウェイ63号線で行った実証実験とのことです。主な目的は、最小限のインフラを備えた厳格な環境下でのAFSOCの能力を検証することにあるそうです。

 スウェーデンやフィンランドなどでは、有事の際に空港や軍の飛行場がダメージを受けた場合、高速道路を離着陸場として使用するため、戦闘機を使った訓練を度々行っています。アメリカ空軍も同様の訓練を度々行っていますが、今回は通称「ガンシップ」と呼ばれる、全長29.8m、全高11.7m、翼幅40.4mもある輸送機C-130「ハーキュリーズ」をベースにした重火器を搭載した対地専用攻撃機ということで、史上類のない異例の訓練となりました。

 第1特殊作戦航空団司令官のパトリック ディエリッグ大佐は、今回の実証実験終了に際し「航空戦力を投射するための従来の滑走路を必要とせず、いつでもどこでも敵に対抗できることを敵対者に示しています」とアメリカ航空戦力の柔軟性をアピールしました。