今年度のクマの捕獲上限は670頭に
県は今年度のクマの捕獲上限を670頭とし、前年に大量出没があったため生息頭数の修正を行いました。
クマの捕獲上限は年度ごとに県のツキノワグマ管理計画に基づいて設定されています。
今年のクマの捕獲頭数は180頭に達していますが、人身被害が発生する可能性がある場合は制限を超えても有害捕獲が行われるとのことです。
今年もクマによる被害や目撃が相次ぐ中、県は今年度のクマの捕獲上限を670頭とすることを決めました。去年は大量出没に伴い、これまでで最も多い2300頭を超えるクマを捕獲したための設定だと県は説明しています。
クマの捕獲上限は県のツキノワグマ管理計画に基づいて年度ごとに定められています。
県自然保護課によりますと昨年度は大量出没に伴い、これまでで最も多い2300頭を超えるクマを捕獲しました。このため4400頭としていた推定の生息頭数を、今年の春時点では約2900頭に修正しました。今年度の捕獲上限はそこからクマの増加率を加味して670頭に設定したということです。
県自然保護課によりますと今年、先月末時点でのクマの捕獲頭数は180頭ですが、人身被害が発生する恐れがある場合の有害捕獲については捕獲上限を超えても制限は行わないと説明しています。