福岡の恩師も「驚いた」パリ五輪・バスケ男子の河村勇輝選手 29得点の大活躍も「本当にすみません」
福岡出身のバスケットボール選手河村勇輝がフランス戦で活躍し、世界を驚かせる
河村選手の高校時代からの成長や注目を受ける経緯
日本代表は敗れたものの、次のブラジル戦に向けて気持ちを切り替えている
パリオリンピックは連日、熱い試合が続いていますが、バスケットボールでは、福岡にゆかりに深い河村勇輝選手がすばらしい活躍を見せてくれました。
男子のバスケットボールは予選リーグの第2戦で、東京オリンピックで銀メダルのフランスと対戦しました。
日本代表のスタメンには福岡県古賀市出身の比江島慎選手、そして河村勇輝選手が…。
河村選手は高校時代、福岡第一高校で大活躍。
身長172センチと小さい体ながらチームをまとめて全国大会で優勝を重ね、未来のスター候補として注目を集めました。
あれから5年、23歳にしてたどりついたオリンピックの舞台でついに世界を驚かせます。
開始早々、華麗なドリブルからシュート!
さらに3ポイントシュート。
強豪フランスに食らいつきます。
終盤には、ふたたび3ポイントシュートでついにフランスを逆転!
完全に観客の目を独り占めにする活躍で、この試合、両チーム最多の29得点をあげました。
この活躍に福岡第一高校の恩師も驚きを隠せません。
◆福岡第一高校 井手口孝 監督
「フランスのあれだけのメンバーに対して、あれだけのプレーができたのは驚きました。想像をはるかに超えるスピードでどんどん高いところに上がっていると思います」
日本代表は延長戦の末、惜しくも敗れてしまいましたが、歴史に残るすばらしい試合を見せてくれました。
◆福岡第一高校 井手口孝 監督
「『きょうの朝は本当にすみません』というLINEが来ましたけど、きっと2日間で修正してブラジル戦は勝利を届けてくれると期待しています」
河村選手は、もう前を向いています。
◆河村勇輝選手
「ベスト8という目標は終わったわけではない。(次の)ブラジル戦をしっかりと勝って必ずベスト8という目標を、この中2日で修正して頑張っていければいいと思います」