河村勇輝、微妙すぎるファウル判定に「タフなコールだった」と漏らすも「レフェリーが全て。言い訳はできない」と自らを責める【パリオリンピック・バスケ男子】

AI要約

日本はパリ五輪バスケットボール男子1次リーグでフランスに敗れるも、河村勇輝が29得点を挙げる活躍を見せる。

河村は試合終盤のファウルで逆転され、自らを責めるも、次戦に向けて前向きに準備を進める意向を示す。

試合の展開や河村のコメントから、日本代表の戦いぶりやチームの課題が浮かび上がる。

河村勇輝、微妙すぎるファウル判定に「タフなコールだった」と漏らすも「レフェリーが全て。言い訳はできない」と自らを責める【パリオリンピック・バスケ男子】

◇30日 パリ五輪バスケットボール男子1次リーグB組 日本90―94フランス(リール)

 PG河村勇輝は3点シュート6本とアウトサイドの攻撃がさえ、両チーム最多の29得点を挙げたものの、残り15秒を切ってからの自身のファウルが引き金となって追いつかれた。河村は「勝てる試合だった。その中で試合をコントロールできなかったのは反省が残る」と悔やみ「勝てる試合を僕で落としてしまった。悔しいし、チームに申し訳ない」と責任を背負い込んだ。

 悪夢は、84―80で迎えた第4クオーター残り10.2秒。ストラゼルへの、3点シュート中のファウルを取られ、まさかの4点プレーを被弾。延長へと粘られた。微妙な判定に、河村は「タフなコールだったかなとは思う」と漏らしつつ「どうであれ、レフェリーが全て。言い訳はできない。微妙なコンテストをしてしまった自分が悪い」と自らを責めた。

 直前のタイムアウトでは、3点シュートを沈められてもリードを保てるため、失点覚悟でノーファウルとの認識が共有された。むろん、河村もノーファウルは自らに厳命。「上には跳んでいた」と振り返ったが「相手のファウルをもらう技術にもやられてしまったというのもある」と語った。

 次戦・ブラジル戦は中2日。「落ち込んでいる暇もない。またすぐ準備する必要がある」と、つとめて前を向いた。