特定外来生物「アメリカナマズ」北海道で初確認、侵入などの経緯不明…生態系への影響懸念、現場は江別市の石狩川と篠津川の合流付近

AI要約

アメリカナマズが北海道で初めて確認され、生態系への深刻な影響が懸念されている。

茨城県ではアメリカナマズの被害が既に報告されており、環境省は駆除を検討している。

情報提供や殺処分などの対応を呼びかけている。

特定外来生物「アメリカナマズ」北海道で初確認、侵入などの経緯不明…生態系への影響懸念、現場は江別市の石狩川と篠津川の合流付近

 特定外来生物に指定されている通称「アメリカナマズ」=「チャネルキャットフィッシュ」が6月下旬、北海道で初めて江別市の河川で確認されました。

 環境省と北海道によりますと、アメリカナマズが確認されたのは、江別市中島の石狩川と篠津川の合流する付近です。

 6月23日、ナマズ釣りをしていた男性が釣り上げ、その後、専門家が確認しました。

 北海道では初めての確認となりますが、侵入の経緯などはわかっていません。

 アメリカナマズは大型の上位捕食者で、さまざまな動物を捕食するため、生態系への深刻な影響が懸念されています。

 茨城県の霞ケ浦では、ワカサギやテナガエビなどが捕食され、ヒレに鋭いトゲがあるため、漁網にかかると、漁業に関係する人がけがをしたり、外すのに大きな労力を要したりしています。

 環境省は今後、捕獲調査やはえ縄などでの駆除を検討しています。

 また、釣り上げるなどした際は、その場で殺処分し、下記への情報提供を呼びかけています。

■環境省北海道地方環境事務所野生生物課 

▼電話 011‐299‐1954

▼メール HOKKAIDO-YASEI@env.go.jp