川俣「羽山の森美術館」で国見町出身の油絵画家・村上伸栄さんの個展

AI要約

村上伸栄さんの個展が旧福沢小学校を改修した美術館で開催される。展示作品数は38点で、自然や子どもとの関係をテーマに描いている。

村上さんは油絵を描き続けて51年目で、感情を通して描いた作品を展示。息子との協力でインスタグラムでも作品を紹介。

個展は10年ぶりで、一人でも多くの人に見てほしいという思いが込められている。

川俣「羽山の森美術館」で国見町出身の油絵画家・村上伸栄さんの個展

 旧福沢小学校を改修した「羽山の森美術館」(川俣町、TEL 024-566-3367)で8月7日から、画家・村上伸栄(のぶえ)さんの個展「村上伸栄展-描く 心の情景-」が開催される。(福島経済新聞)

 村上さんは1954(昭和29)年生まれで、国見町出身。現在は福島市で活動しており、油絵を描き続けて今年で51年目を迎えた。油絵との出合いについて、「小学校の教員免許を取る際に、興味から中学・高校の美術教員の免許も取ることにした。そこで初めて油絵と出合い、今に続いている」と村上さん。

 今回の個展では、新たに制作したものや20年前に制作した思い出の作品を含め計38点の作品を展示する。作品について、村上さんは「タイトルに『心の情景』とあるように、自分の感情を通して見えた景色を描いている。子どもと接することが長かったこともあり、記憶の中に残っている子どもと自然を組み合わせて描くことが多い」と話す。個展開催については、「少しでも多くの人に知ってもらうため、息子と協力してインスタグラムを始めた」とも。インスタグラムでは、作品の紹介や制作の様子を投稿している。

 村上さんが個展を開くのは10年ぶりだという。今回の個展について「一人でも多くの人に見てほしい。人生に生きる喜びや励みがあれば、楽しく生きられる。来てくれる方にとって、今回の個展がそのきっかけになれば」と思いを寄せる。

 開館時間は10時~16時。月曜休館(月曜が祝日・振替休日の場合は翌日休館)。観覧無料。8月18日11時~12時には村上さんによるトークイベントを予定。9月1日まで。