テーマは「時をめぐる表現」 県立近代美術館で所蔵作品展が開催中【徳島】

AI要約

徳島県立近代美術館で開催されている所蔵作品展は、「時をめぐる表現」をテーマに数十作品が展示されており、一瞬から長い時間を表現している。

特筆すべき作品として、福田美蘭さんの作品「ぶれちゃった写真〈マウリッツハイス美術館〉」が紹介され、絵画と観客の距離をテーマにしている。

また、作品「絵画弾1~10」についても触れられ、絵画の中のストーリーと鑑賞者のスピードがリンクしていることが述べられている。

テーマは「時をめぐる表現」 県立近代美術館で所蔵作品展が開催中【徳島】

7月27日から、徳島県立近代美術館で所蔵作品展が開かれています。

「時をめぐる表現」をテーマに、一瞬をとらえたものから長い時間を閉じ込めようとしたものまで、数十作品が展示されています。

「ぶれちゃった写真〈マウリッツハイス美術館〉」、作者の福田美蘭さんが、美術館に展示された肖像画の前で撮った写真を描いた作品です。

絵画をテレビや雑誌などメディアを通じて観ることと、実際に自分の目で観ることの間にある距離を表現しています。

(徳島県立近代美術館 学芸員 宮﨑晴子さん)

「(「絵画弾1~10」(作:松井憲作))カバンの中に消火器を入れて運んで立ち去る男性。こちらは何かを投げている男性。私たちが歩きながら鑑賞するスピードと、絵の中のストーリーが展開するスピードがリンクしている」

所蔵作品展「時をめぐる表現」は、11月24日まで開かれています。