「俺は議員だ」 北見市議がごみ処理場で威圧 未分別持ち込み、搬入一時ストップ

AI要約

北見市議会の市議が市クリーンライフセンターでのトラブルを起こし、他の市民の搬入を一時ストップさせた。

市議はセンター職員に威圧的な態度を取り、ルールを守らずごみを持ち込んだ。職員に対してパワーハラスメントのような態度を取ったことが問題視されている。

市議は市民や職員に対して礼儀正しく接することが求められており、このような態度は問題とされている。

「俺は議員だ」 北見市議がごみ処理場で威圧 未分別持ち込み、搬入一時ストップ

 北海道・北見市議会の西垣内義章市議(77)=北見を元気にする会=が、ルールを守らず市クリーンライフセンター(市廃棄物処理場)にごみを持ち込み、他の市民の搬入が一時ストップするトラブルを起こしていたことが26日、分かった。「俺は議員だ」などとセンター職員への威圧的な発言もあり、北見市議会は同日、西垣内市議を厳重注意した。

 同センターは、市民が直接持ち込む家庭ごみを受け入れている。事前に市が定める区分に沿って分別することが条件で、10キロごとに50円の手数料がかかる。

 市などによると、引っ越し業を営む西垣内市議は22日午前、布団などの家財道具を車に積み、家庭ごみとして処分するため同センターを訪れた。分別を求めた職員に「おまえらの仕事だ」「俺が市議と知らないのか」などと発言。職員が、持ち帰って分別するか他の搬入者の妨げにならない場所で行うよう要請したが、車を横付けして一時的にごみをためる「ダンピングボックス」の前の床にごみを広げて分別を始めた。職員が注意するも聞き入れず、後続の4~5台が30分以上待つことになった。

 西垣内市議は北海道新聞の取材に対し、「職員に『作業を見ているなら手伝ってほしい』と言ったつもりだった」と釈明。市から報告を受けた北見市議会は、26日に西垣内市議への聞き取りを行い、職員への態度はパワーハラスメント(パワハラ)にあたると判断した。