弁当で福島県飯舘村の復興応援 村産農産物など材料に「もりの駅まごころ」で毎週水曜販売 木幡百香里さん

AI要約

福島県飯舘村関根にある「もりの駅まごころ」で毎週水曜日に営業している「もりの駅弁屋さん」。木幡百香里さんが手掛ける店では、村産農産物を使ったボリューム満点の手料理が人気を集めている。

木幡さんは低農薬で季節の野菜を栽培し、加工品づくりにも取り組んでいる。弁当店の開業を通じて、地元の飯舘村の活性化に貢献したいと考えている。

「もりの駅弁屋さん」では日替わり弁当やカレー、丼もの、デザートなどが販売され、価格はリーズナブル。無料サービスの野菜たっぷりのみそ汁も好評だ。

弁当で福島県飯舘村の復興応援 村産農産物など材料に「もりの駅まごころ」で毎週水曜販売 木幡百香里さん

 福島県飯舘村関根の「もりの駅まごころ」で毎週水曜日、村産農産物などを使った弁当を販売する「もりの駅弁屋さん」が営業している。5月末のオープンから日は浅いものの、ボリューム満点で温かな手料理を求め毎回多くのお客が訪れる。店主の木幡百香里さん(50)=ゆかり農園=は「食を通じて人を呼び込み、復興に歩む飯舘を盛り上げたい」と前を見据える。

 木幡さんは南相馬市出身。村内出身の夫とともに現在は川俣町で生活している。自宅敷地と村内に畑計約20アールを所有し、低農薬にこだわって季節の野菜を栽培している。農産物のみならず、昨年7月からは加工品づくりに挑戦。村内の「いいたて村の道の駅までい館」が水曜定休である状況を踏まえ、食事を提供する場として弁当店の開業を決めた。

 営業日には日替わり弁当やカレー、丼もの、デザートなどが並ぶ。価格は税込み500~800円程度。野菜たっぷりのみそ汁を無料サービスしており評判を呼んでいる。木幡さんは「『おいしかった』の一言が喜び。モリモリ食べて」とPRしている。

 開店時間は午前11時から午後2時まで。少人数で製造しているため、購入に時間がかかる場合があるという。