復興願い食まつり、キリコ演出も 石川珠洲、被災店がキッチンカー

AI要約

石川県珠洲市宝立町で能登の食まつりが開催され、地震被害を受けた飲食店が参加し、地元の祭りが再現された。

被災した飲食店が復興祈願のイベントに参加し、地元の人々は再建への思いを新たにした。

津波で全壊した定食屋が総菜やブラウニーを販売し、地元の人々との交流を楽しんでいた。

 能登半島地震で大きな被害が出た石川県珠洲市宝立町で13日、復興祈願のイベント「能登の食まつり」が開かれた。被災した飲食店がキッチンカーを借り、出店するなどしたほか、大きな灯籠「キリコ」を担いで地元伝統の祭りを再現する演出も。訪れた住民らは再建への思いを新たにした。

 津波で全壊した定食屋「あわあわもちもち」は総菜やブラウニーなどを販売。店長の石井ゆきさん(54)は「地元の人たちと会えてうれしい。早く店を元に戻したい」と話した。

 キリコは15人ほどが担いだ。今年は祭りを開催できないだけに、森下信子さん(72)は「一目見られて良かった」と笑顔を見せた。