JA県厚生連 60億円の赤字見込み 来年度の事業存続が危機的状況-県内6首長「誠に遺憾」【新潟】

AI要約

JA県厚生連が60億円の赤字見込みを発表。収益悪化による経営困難に直面。

経営改革方針では病床見直しや統合を進める。自治体に財政支援を求める。

県内6首長は経営改善策を求め、今後の展開が注目される。

JA県厚生連 60億円の赤字見込み 来年度の事業存続が危機的状況-県内6首長「誠に遺憾」【新潟】

県内で11の病院を運営するJA県厚生連が10日、今年度は60億円の赤字を見込み、来年度は事業を続けることが難しくなる恐れがあると発表しました。

JA県厚生連によりますと、患者数の減少などで収益が悪化し、昨年度の決算では純損益は35億9700万円と過去最大の赤字になりました。現状が継続した場合、今年度60億円の赤字を見込み、経営改革を進めることができなければ来年度に資本が枯渇し「事業の存続は困難になる」としました。

JA県厚生連が公表した経営改革方針では、病床の見直しや同じ圏域にある医療機関との統合を進めるほか、自治体に財政支援を求めるなどとしています。これに対し、立地する県内6首長は「誠に遺憾で詳細な説明や今後の経営改善策を、早期かつ明確に示すことを求める」とのコメントを発表しました。