使用済み核燃料中間貯蔵施設 瀬戸内海の環境保全を目指す団体が県に要請 「生物多様性を低下させる行為をしてはならない」山口県上関町に計画

AI要約

瀬戸内海の環境保全を訴える団体が中国電力による使用済み核燃料中間貯蔵施設建設計画に反対の要請を県に行いました。

環瀬戸内海会議は生物多様性の保全や海洋保護区の重要性を訴え、港湾建設禁止を求めています。

県の担当者は要請書への回答を保留しており、団体は再度要請する準備を進めています。

使用済み核燃料中間貯蔵施設 瀬戸内海の環境保全を目指す団体が県に要請 「生物多様性を低下させる行為をしてはならない」山口県上関町に計画

瀬戸内海の環境保全を訴える団体が中国電力による使用済み核燃料中間貯蔵施設建設計画について計画にともなう港湾建設を禁止することなどを県に求めました。

要請したのは岡山県に事務局を置き、山口県を含む瀬戸内海周辺11府県の市民や団体で作る環瀬戸内海会議です。

会は、中国電力が上関町に所有する土地は、生物多様性の保全のために管理される「海洋保護区」に面していると主張。

「生物多様性を低下させる行為をしてはならない」との姿勢を打ち出すよう求めました。

合わせて、上関原発建設に向けた海の埋め立て許可を取り消し、

使用済み核燃料中間貯蔵施設建設計画に伴う港湾や防波堤の建設を禁止するよう求めた要請書を、県の担当者に手渡しました。

環瀬戸内海会議 湯浅一郎 共同代表

「海洋保護区を埋めることになる、山口県知事の承認というのは、即刻撤回するのが筋だと思うんです。それをまずやっていただきたいと」

県の担当者は、「県外の団体のため要請への回答はしない」と応じたため、会では、会に所属する県内の団体が再度要請するとしています。