「先がない…パフォーマンスで終わらないで」総理大臣と被爆体験者の初面会決まる

AI要約

8月9日の長崎原爆の日に、総理大臣と被爆体験者が初めて面会することが決まり、要望事項についての話し合いが行われた。

平和祈念式典後の面会では、被爆者と被爆体験者が同席し、発言の機会が設けられることが決まった。

被爆者や被爆体験者の団体が総理に届ける要望書の内容が、準備を進める中で固められている。

「先がない…パフォーマンスで終わらないで」総理大臣と被爆体験者の初面会決まる

ことしの8月9日「長崎原爆の日」に、被爆体験者が総理大臣と初めて面会することが決まり、1日要望事項についての話し合いが行われました。

8月9日の平和祈念式典後に例年行われている総理と被爆者団体との面会。ことしは国が定めた被爆地域外にいて被爆者と認められていない「被爆体験者」も同席すること、さらに発言の機会が設けられることが決まりました。

1日は被爆者と被爆体験者の団体、それに長崎市による話し合いが行われ、総理に手渡す要望書の内容が固められました。

被爆体験者訴訟 岩永千代子原告団長:

「私たちにとってはもう先がありません。パフォーマンスで終わりじゃなくて、はっきりと、岸田さんが「次は長崎を考慮する」など発言をしてもらいたい」

県平和運動センター被爆者連絡協議会 川野浩一議長:

「少なくとも広島と同等の処遇をすると、広島も長崎も同じだと発言をすることを私たちは願っています」

8月9日、被爆者の訴えと共に総理に届けられる「被爆体験者」の声が救済に結びつくのか?期待と不安の中で準備が進んでいます。