岸田総理が相次いで夜会合 支持つなぎ止め狙いか

AI要約

9月の自民党総裁選挙に向けて「ポスト岸田」候補の動きが活発化している中、岸田総理大臣は党議員との会合を重ねており、支持率低迷や衆議院解散に関する懸念が寄せられている。

岸田総理は危機感を示しつつ結束を呼びかけ、菅前総理ら非主流派との関係も密接に保ちつつ、政権運営や総裁選に向けた党内情勢について協議を重ねている。

また、麻生副総裁との溝が指摘される中、良好な関係を築く森山総務会長との会食も行い、支持基盤の強化を図っている。

岸田総理が相次いで夜会合 支持つなぎ止め狙いか

 9月の自民党総裁選挙にむけ「ポスト岸田」候補の動きが活発になる中、岸田総理大臣は27日夜も自民党議員と相次いで会合しました。

「(岸田総理は)党に対する逆風が非常に強いというような認識は持っておられる。かなりそこは強くおっしゃいましたね」「(Q:首相に批判的な声も)そんな失礼なことはしません。総理がおられるところで批判的なことを言うようなそんな自民党ではありませんので」(自民党・石破茂元幹事長)

 石破元幹事長ら1区選出の衆議院議員が集まった会合に、広島1区選出の岸田総理も参加しました。岸田総理は支持率の低迷が続く現状に危機感を示した上で結束を呼びかけたということです。一方で参加した議員からは、岸田総理が衆議院解散に踏み切ることを懸念してか、早期の解散を見送るよう求める声が出たということです。

 その後、岸田総理は非主流派の菅前総理らとも関係が近い森山総務会長と2人だけで会食しました。今後の政権運営や総裁選にむけた党内情勢などについて意見交換したとみられます。

「健康をどうして維持しておられるか聞いてきました。私もちょっと真似しようと思って」(森山総務会長)

 麻生副総裁との溝が指摘される中で、関係が良好な森山氏の支持をつなぎとめたい狙いもあるとみられます。(ANNニュース)