地域づくりの核へ 和泊町で講演やシンポ 大島地区地域女性連学習大会

AI要約

第36回ふるさとを興す大島地区地域女性連学習大会和泊町大会が開催され、約100人が参加した。講演やシンポジウムを通じて、地域づくりに取り組む意識を高めた。

今年度の学習テーマは「人との繋がりを大切にする地域活動を目指して~広げる 繋げる 地域の絆」で、健康の重要性や地域活動の絆を強調する講演や実践発表が行われた。

シンポジウムでは地域の女性団体が活動内容を発表し、参加者との意見交換が行われ、持続可能な活動の必要性が訴えられた。

地域づくりの核へ 和泊町で講演やシンポ 大島地区地域女性連学習大会

 第36回ふるさとを興す大島地区地域女性連学習大会和泊町大会(県地域女性団体連絡協議会など主催)が29日、鹿児島県和泊町のやすらぎ館で開かれた。奄美群島内の会員、来賓など計約100人が参加。講演やシンポジウムを通じて、地域づくりの核となって課題解決に取り組む意識を高めた。

 今年度の学習テーマは「人との繋(つな)がりを大切にする地域活動を目指して~広げる 繋げる 地域の絆」。県民総合保健センター健康増進部健康支援課の土器屋裕美技術補佐が「みんなで広げよう、健康づくりの『わ』!」と題して講演。喫煙、飲酒が体に与える影響や、バランスの良い食生活、運動の大切さなどを解説した。

 シンポジウムは和泊町地域女性連絡協議会の2グループが実践発表し、参加者と意見交換した。大里敏枝さん、河村みゆきさんは「組織」をテーマに同町喜美留集落の女性団体「喜和会」の高齢者見守りや花壇づくりなどの活動を発表。森瑞絵さんは「環境」をテーマに同協議会の資源ごみ回収、3R(ごみの減量、再利用、リサイクル)の取り組みを発表した。

 意見交換では資源ごみ回収の課題や古着の再利用方法などについて質問があった。

 大島教育事務所の野村貴幸社会教育主事兼専門員が指導助言として「2グループとも『笑顔で楽しみながら』がキーワードとなっており、それが確実に地域に広がっている。課題とされているのが次世代の人づくり。今できている活動が10年後もできるか考えていかなければならない時代になってきている。人口減少社会に合わせた持続可能な活動を継続して検討していくことが必要」などと述べた。

 次回大会は奄美市で開催される予定。